川島なお美、ワイン仕事は絶望? 因縁の週刊誌が「がんの原因はワイン」報道の泥沼
川島なお美が今年1月に、肝内胆管がんの手術を受けていたことを、25日発売の「フラッシュ」(光文社)がスクープした。川島本人も後日ブログを更新し、事実を認めつつも現在は仕事に励んでいることをつづっている。その後の報道などでは再発率が高いこと、また5年後の生存率は32%というデータもあると伝えられているが、報道に至るまでに川島ががんを公表しなかったのは、ほかでもない自身の“矜持”からだったようだ。
近年の川島といえば、ワインブーム時の「私の身体にはワインの血が流れている 」といった発言もあって、ワインにまつわるイベントや広告などを多数手掛けていた。また2009年に結婚した夫・鎧塚俊彦氏は、現在網膜中心静脈閉塞症により左目の視力がほぼ失われているが、「私が彼の左目になります」と献身的に支える妻という新たな一面も見せていた。
「現在でこそ西川史子や叶姉妹など、タカビーなセレブキャラをウリにする女性芸能人は大勢いますが、当時の川島のスタンスはメディア関係者から『女性ファンは完全に捨てている』と見られていました。また仕事のためならと“女の武器”を幾度となく行使し、ホテルに誘われたという芸能関係者も数多く存在しているようです」(ワイドショーデスク)
そして今回のがん報道。「フラッシュ」をはじめとする各メディアは、「肝内胆管がん」と伝えているが、なぜ簡素に「肝臓がん」と記さないかといえば、こんな理由があったからという。
「これは川島の所属事務所が、各メディアに対して『肝臓がんという名称を使わないでほしい』と強く要請したからなんです。川島とは犬猿の仲である『女性セブン』(小学館)は唯一『肝臓がん』というワードを使い、『がんの原因=ワイン』ではないかと打ち出しました。この真相は永遠にわからないことですが、少なくとも川島は、報道がなければ公表さえしないというスタンスを貫きたかったようです」(週刊誌記者)
確かにワイン絡みの仕事は絶望的となりそうだが、自らがんを公表し、今後はまったく違ったスタンスで芸能活動を行うという選択肢もあったのではないか。
「当然ワインの仕事を守りたかったという部分もあるのでしょうが、病魔に侵されながらも自身のプライド、そしてここまで築き上げてきた『川島なお美ブランド』を守り続けようとしたのでしょう。誰でも真似できるものではありませんよ」(同)
病魔に侵された際には、あえて公表して仕事や営業につなげることが常套の手法となりつつある芸能界で、今回川島が見せつけた芸能人魂は称賛に値するものではないだろうか。
(文=須田恭也)