ジャニーさんには“敬語NG”、嵐・大野智が明かした「ジャニーズの変な常識」
芸能界の世界でも、独自の“帝国”を築いているジャニーズ事務所。その内情は秘密のベールに包まれているが、タレントや社長の間では、芸能界の常識からも逸脱する個性的な“社風”があるようだ。3月25日放送のラジオ番組『ARASHI DISCOVERY』(FMヨコハマ)では、大野智が嵐のルールや、ジャニーズでの「常識」について口を開いた。
この日の放送では、大野がリスナーからの「ジャニーズ内では当たり前のことなのに、一般の人にはまったく通用しないジャニーズの常識」「嵐メンバーにしか通用しない嵐の常識」という質問メールを紹介。
「常識というか、嵐は『ラーメンはワシ(大野)が奢らなきゃいけない』っていう。まぁ、自分で言ったんだけどね、多分」
と、意外にも食に関する話を切り出した大野。昨年は、オリコン年間ランキングで最多6冠を達成し、発表会後の打ち上げでは大野の奢りでラーメン&餃子で“祝杯”していた嵐。その後のラジオでも「ラーメンといえば、僕なんですわ」と、会計金額に対する不満を口にしていた大野だが、その暗黙のルールは大野が不在の時にも活用されるそう。というのも、年末頃に二宮和也&櫻井翔とマネジャーがラーメンを食べに行った後、「リーダー、領収書もらっといたから」と、冗談交じりに振ってきたそうで……
「でも俺、その領収書見ちゃって“払う空気”になってきて。(自分が)いない時にメンバーが食ったら俺が払うんだぜ? 領収書もらってきて(笑)。そこまで“ラーメン担当”しなきゃいけなくなっちゃって(笑)。それで、なんかもうみんなに聞いたよ。『おいしかったの? おいしかった? うん、だったらよかった』って言って、終わりました」
すっかり確立されてしまった不思議なルールながらも、大野は太っ腹に代金を支払ったようだ。そして今度は「ジャニーズの常識」に話が及び、
「昔、まだジャニーズJr.の時にまずビックリしたのは、(ジャニー喜多川)社長に“タメ口”っていうね。敬語を使ってると『(社長から)なんで僕だけ敬語なんだ。仲間外れじゃねーか』って言われて。(中略)社長に『さようなら』って(言うと)『なんだよ“さようなら”って。“バイバイ”だろ』って感じだった。俺、最初言えなくて『あぁ……バイバイ』とか言ってて」
と、入所当時はジャニーズならではの「常識」に戸惑いを感じた日々を振り返った大野。先輩のJr.とジャニー社長が「ジャニーさん、腹減った~」「あ、ホント? なんか頼むか?」といった会話を繰り広げている様子を見て驚いていたそうだが、大野もいつの間にかその環境に慣れ、社長に「バイバイ」などとタメ口で話すようになっていったとか。
そんなエピソードを回顧した大野は、最後に「いや~あれは面白い。まぁ、社長はそっちの方が好きな人なんだろうね。面白い事務所です」と、自分の所属する事務所を客観視していた。目上の社長には“タメ口”というフランクさは、まさに「一般の人にはまったく通用しないジャニーズの常識」。社長とタレントとのコミュニケーションが密だからこそ、伸び伸びと、個性豊かなタレントが育っていくのかも?