「菜々緒がいい例」消費者金融CMで “好感度女優” 永作博美のイメージ失墜
43歳という年齢ながら、若々しい美貌を誇り、女性からの絶大な支持を集めている永作博美だが、昨年から消費者金融のCMに出演し始めたことで、業界内は騒然となっているという。
2009年に映像作家と結婚した永作は、10年に第一子、13年に第二子を出産し、母親と女優を両立させる姿勢に、女性からの支持を得ているという。
「しかし、13年から出演している消費者金融『アコム』のCM出演は、業界でちょっとした話題になりました。同事務所所属のタモリからバトンタッチされたのですが、広告の世界はいまだに『消費者金融は、CM仕事のヒエラルキーで一番下』という古い考えを持つ人間も多く、現在2,500万円ほどの高ランクのCMギャラ設定である永作が出演するのは、やはり違和感を覚えてしまいます」(芸能プロダクション幹部)
確かに、化粧品や医薬品といった商品PRに比べれば、金銭の広告塔はイメージが下がってしまうかもしれない。近年ではいわゆる“サラ金業者”のCMはなくなり、大手銀行と提携した消費者金融のCMばかりが放送されているが、それでもイメージの低下に影響するのだろうか。
「やはり“消費者金融”という言葉だけで、タレントを出演させたがらない事務所はいくらでも存在します。現在は、放映できる時間帯が限られているため、特に深夜帯は何度も同じCMがオンエアされ、出演するタレントには消費者金融のイメージが決定づけられてしまう。菜々緒がいい例ですね。基本的に消費者金融CMへの出演後は、別の大きなクライアントがつかなくなると考えられますが、もちろん特例もあり、永作は現在、化粧品メーカーのCMに出演しています」(広告代理店関係者)
では、ほかのクライアントを不意にしてまで、なぜ消費者金融出演を決断するのだろうか。
「高額ギャラが支払われるんですよ。タレント一人ひとりにCMギャラが設定されていますが、消費者金融のCMに関しては、ケタがひとつ違うこともザラ。億単位のギャラを受け取るタレントも存在します。代理店もそこは十分理解していて、収入や活動面でくすぶっていそうなタレントを優先的に探してくるんです。出演者は目の前の金を取るか、長い道のりでの金を取るかを決断するというわけですね。現在の永作は、少なくとも業界内では“消費者金融の広告塔”という評価を下されています」(同)
これも不況の煽りといえばそれまでだが、永作にもこうした知られざる苦悩が存在していたようだ。