“レッドカーペットでもスニーカー”でおなじみのクリステン・スチュワートに、NIKEが熱烈オファー?
世界的ヒットとなった映画『トワイライト』シリーズのヒロイン役で大ブレイクし、ハリウッドの次世代を担う実力派若手女優として人気を集めるようになったクリステン・スチュワート。クールビューティーとして知られるクリステンだが、「14歳とか15歳の頃は、冗談抜きで男子みたいだった」「今でも化粧するのは苦手。マスカラとアイライナーを引いて終わり。アイライナーは安いのを使ってる。寝る前に顔は洗うけど、目の周りはちゃんと落とさない。だって、次の日すごくイケてるんだよ? だから、毎日、前の日のアイメイクに付け足してメイクするって感じ」とぶっとんだ発言をするほど、男っぽい性格の持ち主。プライベートでワンピースやスカートをはいている姿はほとんど見かけず、ジーンズにTシャツが定番となっている。レッドカーペットやイベントなどではさすがにドレスを着るが、足元はプライベートでも愛用しているスニーカーということが多い。
そんなクリステンが、スポーツブランド「NIKE」から広告塔になってほしいと契約オファーされている、と報じられた。米ゴシップ芸能サイト「RadarOnline」によると、NIKEはこれまでマイケル・ジョーダンやランス・アームストロングらトップアスリートを広告塔として起用してきたが、若い女性に商品をアピールするために、公私共にNIKEのスニーカーを履いているクリステンに白羽の矢を立てたという。
クリステンといえば長年、カジュアルなスニーカーを展開している「コンバース」のイメージが強く、さまざまな種類のコンバースを素足で履き、闊歩する姿が頻繁にパパラッチされている。2009年の『MTVムービー・アワード』では赤を基調としたミニドレスに黒のコンバースでレッドカーペットに登場し、「19歳だと、ここまで自由なのか」と話題に。12年の同授賞式にはキラキラと光る素材のミニドレスに黒のパンプスでレッドカーペットに降り立ったものの、途中で黒のコンバースに履き替え、受賞スピーチをする時もコンバースでペタペタと壇上に上がり、再びその足元に注目を集めた。このコンバースはプライベートでもよく履いているため、かなりクタクタになっているが、クリステンはまったく気にならない様子。12年にベルリンで開催された『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』上映プレミアで、ゴールドのイブニングドレスを着用した際に履いていた、色あせた黒のスニーカーもお気に入りだ。このように長年コンバースを愛用してきたクリステンだが、11年の終わり頃から、「クリステンといえばNIKE」と言われるようになってきたのだ。
11年11月、『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』の上映プレミアに、高級ブランド「ジェイ・メンデル」のイブニングドレスとジミーチュウの黒のパンプスという姿で登場。エレガントな彼女の姿に多くの人が魅了されたが、いつの間にかクリステンは黒のNIKEのスニーカーにチェンジしていており、「ジミーチュウからNIKE!? 最高!」と女性ファンの好感度が一気にアップしたのだ。クリステンは、このことについて「ヒールだとできることが限られて、思い切り楽しめないから……」と弁解し、その気取らなさが女性の賛同を得たのである。
コンバースは03年にNIKEに買収されており、NIKEとしてはぜひともクリステンに“顔”になってほしいと考えたのだろう。しかし、クリステンは自身は女優だというプライドを持ち、特定の商品に自分のイメージがつくのはよくないという保守的な考えを持っているとのこと。ここ数年、数多くの企業からオファーがあるようだが、現在はバレンシアガの香水と、5月にお披露目されるシャネルの広告くらいしか引き受けてない。また、彼女は『トワイライト』シリーズで高額な出演料と追加報酬を受け取っているため、金銭にはまったく困っておらず、契約交渉は難航しそうだという。
11日、米エンタテインメントテレビ局「E!」が、「NIKE北アメリカ・コミュニケーションのスポークスマンに確認したところ、そのような事実はない」と伝えた。しかし、ネット上では、「交渉が思うようにいかないからでは」「水面下で交渉を進めているのでは」と推測する声が上がっており、クリステンが公式なNIKEガールに就任することを願うファンは多いようである。
エレガントな高級ブランドよりも、NIKEのイメージガールを務める方がクリステンらしいとも思えるのだが……。ぜひ、続報に期待したい。