ジャニーズ御用媒体が報じない、赤西仁「LA移住」の信ぴょう性と山P&錦戸との交流
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
あれから3年――。東日本大震災発生、大津波、そして原発爆発という事態に多くの日本人は慄き、そして怒りを露にしたはずだ。しかしまだ3年という年月しかたっていないのに、風化は確実に起こっている。中でもひどいのが、我が国の首相である安倍晋三だ。3年前の事故などなかったかのように原発再稼動へ一直線。たった3年前のことを痴呆するのだから、60年以上前の戦争などもちろん忘却の彼方なのも当然か。偏狭な自己愛から、日本を戦争のできる国へと必死だ。大人しい日本人は、いつまでそれを許容するのだろうか。
第213回(3/7~11発売号より)
1位「赤西仁 『アイドルは疲れた…』山P 錦戸たちに語っていた“ホノルルの夜”(「週刊女性」3月25日号)
1.5位「赤西仁 始動していた『韓流ビジネス』 黒木メイサとはロス『別居』」(「女性セブン」3月20日号)
1.7位「赤西仁 妻・メイサも呆れ果てた『俺、LAでクラブ経営やるから』(「女性自身」3月25日号)
2位「聖子 母も娘も捨てて元恋人選んだ『修羅』」(「女性セブン」3月20日号)
3位「優木まおみ 脅かす『妊婦いじめ』の卑劣」(「女性セブン」3月20日号)
今週、全誌が揃って取り上げたのが赤西仁ネタである。しかも「自身」「セブン」の内容はほぼ同じ。よって同じ情報源からの、強烈なリークがあった模様である。これらは赤西がジャニーズ事務所を辞めたことと大きな関係があるのは言うまでもない。
3月2日、赤西がジャニーズ事務所との契約を解除したことをスポーツ各紙が一斉に報じた。赤西が2月28日でジャニーズ事務所から離れた翌々日だ。ジャニーズ事務所も「契約満了に伴い、双方合意の上で再契約しない」とこれを認めた。こうなれば、遠慮はいらない。いや、ジャニーズご一行様のご機嫌を取るためにも、赤西はどんどん叩くべし。事務所は円満“退所”などと言っているが、それは建前だ。実質的にはクビだろ。そんな芸能記者たちの政治力学、本心が聞こえるようだ。
芸能マスコミは下品である。同時に強者にはひれ伏し、弱者は徹底的に叩く、川に落ちた犬(ジャニーズを辞めたアイドル)は容赦なく棒で叩け! だ。しかも強者からは、弱者に関する“おいしいネタ”もアウンの呼吸で寄せられる。もちろん躊躇なくそれに乗る。そして赤西ネタが揃い踏み、となったわけだが、最もひどいのが「自身」だ。
事務所を辞めた赤西に興味のある芸能事務所もあったが、個人的な付き合いのある制作会社が受け入れを進めている(本音→芸能事務所はどこも引き取り手がないから、結局は「制作会社」しか受け入れ先がなかった)、アメリカでの音楽活動に自信をみせているが、現地の知名度はイマイチ(→アメリカで成功するわけないだろう!)、LAで友達も集まれるようなクラブやバーを経営したいらしい(→音楽で成功できないから、飲食へ逃げるのかも)。そして妻のメイサは赤西について行く気はさらさらなく、呆れ気味だと記す。以上のように、事務所サイドから出てきたと思われる情報に丸乗りしただけのような内容で埋め尽くす。
お次は「セブン」。昨年12月に赤西が「もう決まっているから」「3月から自由だ」と酒場で叫んでいたこと、この日は妻子が待つ自宅とは別方向へ帰っていったことなど、「自身」にはない情報も織り込まれている。またアメリカの音楽活動の一方、韓流ビジネスを秘密裏に進めていること、赤西のわがままぶりや妻・メイサとはすれ違い生活が続いていることなども記しているが、これは今に始まった話ではない。基本「自身」の情報と同じであり、「とりあえずジャニーズ事務所を辞めたから、批判的に取り上げなくちゃ」というノリである。