やはり家族問題が原因? ジュリア・ロバーツ、自殺した異父妹の追悼式に不参加
だが、遺書を1枚残されたというナンシーの婚約者ジョン・ディルベックは、英タブロイド紙「The Mail」の取材に対して、「ナンシーはジュリアのことを誇りに思っていたが、見捨てられことで心に深い傷を負っていたんだ」「ナンシーは十代の時に膝の手術を受けており、運動ができなかったので体重が増えてしまった。姉はプリティ・ウーマンだったが、ナンシーはデブで不安定なティーンだったんだ」「ナンシーはジュリアのことが好きだったが、だんだん我慢できなくなっていった。ナンシーにとってジュリアは意地悪い姉だったんだ」と告白し、世間に衝撃を与えた。
そんな中、ジュリアは今月3日に開催されたアカデミー賞に出席。ナンシーの死後初めて公共の場に現れることから大きな注目を集めたが、異父妹の死に触れることはなかった。ジュリアらしい笑顔も見せており、アカデミー会場でのセレブ集結自撮り写真にもちゃっかり笑顔で写っていた。ファンの間では、「意外と元気そう」「ナンシーの死を乗り越えたようでよかった」という声が上がったが、まだまだ乗り越えてはいないようだ。先週末に行われたナンシーの追悼式には姿を見せなかったからである。
「The Mail」によると、8日に行われたナンシーの追悼式にジュリアは出席しなかったとのこと。ナンシーを死に追い詰めたもう1人の人物とされる母ベティも出席しなかったが、彼女はナンシーの死後、血圧が高く、入院しているとも報じられており、ドクターストップがかかったのではないかとみられている。
故人の愛する家族が参列しないという残念な追悼式だったが、決して寂しいものではなく、『glee』のスタッフたちや主要キャラクターを演じる人気女優のジェーン・リンチが出席するなど、ナンシーがあこがれていたハリウッド業界の人々もたくさん集まったと伝えられている。
追悼式に出席した人のリストは流出しておらず、ジュリアの兄であり、ナンシーの異父兄である俳優のエリック・ロバーツや姪のエマ・ロバーツらが出席したのかは不明。なお、ナンシーの父親マイケル・モートも追悼式には現れなかった。アルコール依存症でDV男だったマイケルと83年に離婚したベティは、「彼との結婚は大きな過ちだった」と後悔していると発言。とんでもない男だったそうだが、その後更生し、ついでにゲイであるとカミングアウト。現在はジョージア州でリタイア生活を送っていると伝えられ、子どもたちとの交流はなかったようであり、追悼式にも招かれなかったのかもしれない。
米メディアは、半分しか血がつながっていないとはいえ、共に育ってきた妹の追悼式に出ないとは特別な事情があったのだろうというニュアンスで報じている。今はまだ異父妹を亡くしたばかりのジュリアに同情的な意見が集まっているが、アメリカではいじめは社会問題になっており、「太っている」「醜い」などの外見差別は最低だと徹底的に叩かれるもの。今後、ジュリアが妹の死についてどう語るのかによって、世間の見方は大きく変わってくるだろう。