やはり家族問題が原因? ジュリア・ロバーツ、自殺した異父妹の追悼式に不参加
先月自殺した、ジュリア・ロバーツの妹ナンシー・モートの追悼式が8日に行われ、彼女がプロダクション・アシスタントを務めていた人気ドラマ『glee』のキャストたちが参列。早すぎる死を悼んだ。しかし、身内であるジュリアは参列せず、姉妹仲・家族仲がこじれていたことが浮き彫りになっている。
先月9日、薬物を過剰摂取して自宅浴槽で息絶えている姿が発見されたナンシー。ジュリアの9歳年下の異父妹だった彼女は、赤ん坊の頃からジュリアにかわいがられ、女優を目指していた。しかしジュリアほど外見に恵まれず、演技力も足りなかったナンシーは挫折。2005年には、ナンシーがジュリアが産んだ双子の写真を無断で撮影していたことで「タブロイドに売る気か」と激怒され、姉妹仲に亀裂が生じてしまったと伝えられている。
晩年はプロのドッグ・ウォーカー(散歩代行)として生計を立てていたと報じられているナンシーだが、人気ミュージカルドラマ『glee』のプロダクション・アシスタントとして働いていた時期があった。ジュリアのコネで得た仕事だとされているが、ナンシーは真面目に働き、『glee』ファミリーの一員として番組スタッフやキャストたちと仲良くやってきたという。ここ半年の間に、主要キャラクターを演じていたコリー・モンティスと撮影クルーのジム・フラーを亡くしてきた『glee』ファミリーたちは、ナンシーの自殺報道に大ショックを受けており、Facebookに「またファミリーの1人を亡くしてしまった」と悲しみのコメントを掲載。ナンシーと一番の仲良しだったプロダクション・アシスタントの女性は、「確かに家族に対するわだかまりは大きかったようだけど、彼女なりに乗り越えているように見えた」「家族のことはリスペクトしており、素敵な人だった」と発言し、ナンシーが嫉妬に狂った負け犬だったという説を一蹴した。
しかし、亡くなる少し前にナンシーがTwitterでジュリアに宛てたツイートは、「ビッチ」「大した女優じゃない」「私をひどい目に遭わせ、苦しめさせる女」といった暴言。亡くなった2日後には、米大手タブロイド紙「デイリーニューズ」が、ナンシーは5枚の遺書を残しており、うち3枚はジュリアからいじめられたことで精神的に追い詰められ自殺するという内容だったと報道。ナンシーは、昨年8月に受けたインタビューで「高校の頃からジュリアにデブデブと言われてきた」ことも明かしており、長年にわたるジュリアの「良かれと思ってやってきた」おせっかい的なアドバイスが、取り返しがつかないほどナンシーを傷つけてしまったという見方が強まった。
米大手タブロイド紙「ナショナル・エンクワイアラー」は、ナンシーの死を知ったジュリアは号泣し、「話し合いで溝を埋めたかった」と深く後悔していると報道。予定していたイベントも欠席し、悲しみに暮れ、毎日泣いて過ごしていると伝えた。
その後、英タブロイド紙「ミラー」が、ナンシーとジュリアの母親ベティが昨年11月にがん宣告を受けていたと報道。「ジュリアはベティをマリブの家に呼び寄せ、闘病生活をサポートしてきた」「長期空き家となるベティの電話番号や家の鍵を変えたため、ナンシーは突然ベティと連絡が取れなくなり、母親に見捨てられたと悲しんだ」「全てジュリアがしたことだと知ると、ますますジュリアを憎むようになった」と伝え、「母のがん闘病、ナンシーの死と、ジュリアは次々と悲劇に見舞われ、言葉にできないほどのショックを受けている」「ジュリアは、ナンシーは自殺したのではないと信じている」と報じた。