ダウンタウン、視聴率1ケタ続きで“打ち切り”! 松本人志番組も「自殺行為」
昨秋からスタートしたレギュラー番組『100秒博士アカデミー』(TBS系)、『教訓のススメ』(フジテレビ系)が、それぞれ低視聴率を記録しているダウンタウン。民放各局が4月の番組改編情報を続々と発表する中、この2番組の“処遇”が明らかとなったが、業界関係者からは早くも不安の声が聞こえてくる。
8年にわたり放送された『リンカーン』の後番組として、昨年10月に始まった『100秒博士アカデミー』は、初回から6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大コケし、以降は4~7%を推移。今年1~2月は、2月4日のアレルギー特集のみ8.1%を記録したが、他回はいずれも6%台。結局、2月までの時点で二桁を超えることはできず、放送開始からわずか半年で終了することとなった。
『100秒博士アカデミー』は“打ち切り”となってしまうが、4月から水曜午後10時でダウンタウン司会の新バラエティが同局でスタートする。打ち切りについては、4日に開かれた4月期改編説明会で編成部の瀬戸口克陽次長が、「この期間の中では我々がイメージしたところのパフォーマンスには届かなかった」との見解を示した。新番組の詳細は出ていないが「王道のバラエティにしていきたい」としている。
一方、フジの『教訓のススメ』も、今年2月までで通常放送が5~9%と、10%超えは果たせていない。しかし、番組は4月からも継続され、日曜午後8時台から金曜午後8時台に移動することが発表された。移動先は現在、金曜ドラマが放送されている枠だが、それ以前には『アイアンシェフ』(12年10月~13年3月)や『人生の正解TV~これがテッパン!~』(13年5月~9月)などのバラエティが、低視聴率により半年で打ち切りを迎えている。
「打開策で昨秋からドラマ枠を作ったものの、第一弾の『家族の裏事情』は平均視聴率4.5%、放送中の『天誅~闇の仕置人~』も6~8%と数字が伸び悩んでいます。裏番組には『なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付』(日本テレビ系)、『ぴったんこカンカン』(TBS系)、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)と、強敵揃いですし、そもそもバラエティで視聴率が獲れず終了した枠に移動させるのは危険でしょう」(芸能ライター)
また、松本人志が司会を務める『ワイドナショー』(フジテレビ系)は、月曜深夜枠から『笑っていいとも!増刊号』が放送されている日曜午前10時台スタートに移動。ダウンタウンはかねてより爆笑問題との不仲が伝えられてため、爆笑問題が司会の『サンデー・ジャポン』(TBS系)と松本の直接対決に注目が集まっている。
「 “深夜のワイドショー”だからこその過激コメントが番組の持ち味でしたが、それを日曜昼に持ってきて成功できるかは疑問です。むしろこれで『サンジャポ』に惨敗したら『ダウンタウンは終わった』という見方が強まるだけのため、自殺行為に思えます。フジの作戦が功を奏すか裏目に出るか……。4月の放送が楽しみです」(同)
4月からのダウンタウンの番組がどんな結果を出すのか、早くも期待が高まる。