売り上げ5,003枚! ジャニーズ・近藤真彦、新曲PRも大コケで“重鎮”危うし
2月26日に発売されたジャニーズの大御所・近藤真彦のシングル「千年恋慕」が、オリコン週間ランキングで22位だったことがわかった。同曲は1月からスタートした、タッキー&翼・滝沢秀明主演ドラマ『鼠、江戸を疾る』(NHK)の主題歌だが、推定売り上げ枚数は週間で5,003枚と衝撃の結果だった。
後輩の主演ドラマの主題歌とあって「女性セブン」(小学館、2月20日発売)のインタビューでは「主題歌の話が来たとき、滝沢が一生懸命やるドラマだから、足を引っ張らないようにしないとってまず思ったよ」などと語っていた近藤。しかし、デイリーランキングでは23位に初登場。デイリー5位だった「ざんばら」(2010年)やデイリー16位だった前作「Let’s Go!」(12年)より、今回は出だしからガクッと順位を落としてしまった。
「関ジャニ∞の『キング オブ 男!』の初日売り上げは17.2万枚で、Kis-My-Ft2の『光のシグナル』も、初日に11.4万枚を売り上げています。ソロ活動だと山下智久の『SUMMER NUDE ’13』が初日4万9,761枚、赤西仁の『HEY WHAT ‘S UP?』が7.4万枚と、現在の人気を差し引いても、やはり近藤の“週間で5,003枚”というインパクトは大きいですね。しかし、同曲は往年のファンからは『アンダルシアに憧れて』の系譜にある良曲だと支持されています。よっちゃんこと野村義男が編曲したアナザーバージョンと、ジャニーズ御用達の馬飼野康二作曲の『風になろうか』も収録されているので、割と直球にジャニーズ路線ですね」(ジャニーズに詳しい記者)
しかし、近藤の全盛期を知らない若いジャニーズファンの多くは、『カウントダウンコンサート』など事あるごとに“重鎮”扱いされている近藤に対して、あまり良い印象を持っていないだろう。ジャニーズファンから集めた東日本大震災の支援金を「パンダ誘致に使う」と言い出したことも、反感を買うきっかけになった。
先日も「オリスタ」3月3日号(オリコン・エンタテインメント)のインタビューで「ジャニーズの後輩グループの一員になるとしたら」という質問に「ちょっと前は嵐だったけどね。今は、Kis-My-Ft2がキテる感じがあるから、キスマイかな。俺、キテるグループだったらどこでもいい」と、嵐やキスマイファンからすれば少々複雑な気持ちになるような大物コメントが話題となったばかり。
「『TVnavi』4月号(産経新聞出版)でも、同曲を世の中に浸透させるために『後輩たちに歌わせるっていう手もあるな。今ならKis-My-Ft2あたりとかいいかもな(笑)』と、冗談交じりに語っていました。こうしたジャイアン的発言が、若いファンから敬遠される理由なのでしょう。しかし近藤は、タキツバに2人だけで飲みに行くようにアドバイスしたり、先日もKinKi Kidsの2人と一緒に飲みに行ったことを雑誌で明かしていました。グループの仲を取り持ち、後輩に温かい言葉をかけるなど人望があるので、事務所にとっては重要な存在でしょう」(同)
先述の「オリコン」では「できるだけ努力はしないで、ヒットに持って行きたい(笑)」と話していた近藤だが、残念ながら初動売り上げはヒットにはほど遠い数字に。果たして次のCDリリース機会はあるのだろうか?