マイリー・サイラスがクリントン元米大統領に“お口で奉仕”するパフォーマンスに非難集中
ディズニー・チャンネルの申し子として、14歳で清純派トップアイドルに君臨したマイリー・サイラス。しかし、ディズニー・チャンネルを卒業した2011年1月以降、マイリーは「等身大のアタシ」を目指し、見るのが恥ずかしくなるようなエロ路線に走り、性的なことを連想させるようなダンスやパフォーマンスを繰り返し、マリファナ好きを公言。今や連日のようにお下劣ぶりが報道され、同世代からも「キモい」「やりすぎ」と叩かれるようになった。
しかし、昨年10月にリリースした4枚目のアルバム『Bangerz』は全米チャート初登場1位を獲得。世界中でヒットし、マイリーに妙な自信を与えた。先日表紙を飾った、米ハイファッション誌「W」の特集インタビューでも、「アタシはディズニースターじゃないし。バッシングなんてクソくらえよ」「金儲けはもう十分したわ。家もあるし犬もいるし、もう何もいらない。別にアタシのアルバムを買ってくれなくたって結構よ」と余裕を見せ、世間のバッシングなどへっちゃらだと公言した。言いたいことも言ったようだし、当分はタブロイドを騒がすことはしないだろうという見方が強かったが、2月14日にスタートさせたツアーで、さすがのファンもドン引きするような過激パフォーマンスを披露した。
バレンタインデーにカナダ・バンクーバーで幕を開けた『Bangerz Tour』では、切れ込みの深いVゾーンの超ハイレグ・レオタード姿で登場。舌を突き出しながらお尻をフリフリするなどは序の口で、巨大なホットドッグにまたがったり、指をさしている形の巨大な模型をペニスに見立ててしゃぶる仕草をしたり、観客に向かって股を大きく開いてうっとりとした表情で陰部をさすったり、ダンサーたちの尻をわしづかみにして股と股をすり合わせるなど、エロ過ぎるステージに米マスコミもびっくり。
米ゴシップ芸能サイト「The Hollywood Gossip」は、『Bangerz Tour』で繰り広げられる過激パフォーマンスの中でも、マイリーがビル・クリントン元米大統領に“お口で奉仕”するようなパフォーマンスが特にひどい、と動画を掲載。大きな話題を呼んでいる。
動画のマイリーは、アメリカの国旗をイメージしたコスチュームやレオタードを着たダンサーたち、ペンシルベニア州にある「自由の鐘」、サウスダコタ州のラシュモア山にある「四人の大統領の彫像」、ニューヨークの「自由の女神」と共に舞台に登場し、持ち歌である「Party In The U.S.A」を熱唱。「アメリカの自由」をテーマにしたステージには、クリントン元大統領のマスクをかぶってだらしなくスーツを着た男性もおり、酔っ払いのようにふらふらと踊っている。曲の前半、マイリーはその男性に近づいてひざまずくと、ズボンのジッパーを下げ、フェラチオするような仕草をしてのけるのだ。
クリントン元大統領といえば、ホワイトハウス実習生との不倫疑惑の際に、アメリカ国民に向かって、「フェラチオはセックスのうちに入らない」と断言したシモの緩い元大統領である。フリーセックスを信奉しているようなマイリーにとって、ビルの存在は「Party In The U.S.A」のステージに欠かせないものだったのだろう。しかし、20歳そこそこの小娘が元大統領をネタにしてエロステージを展開させるのは、モラルに反するのではないかと世間は非難。再びバッシングの嵐が巻き起こっているのだ。
まだまだ始まったばかりの『Bangerz Tour』。「金儲けはもう十分したわ」と開き直るマイリーが、おとなしくパフォーマンスを自粛する可能性は極めて低い。むしろ、バッシングこそがマイリーの暴走に火をつけて、より過激なステージを展開しそうだ。