なぜ? 黒柳徹子が、剛力彩芽の新曲「あなたの100の嫌いなところ」に爆笑
黒柳徹子×剛力彩芽。
なんだろう、この2つの名前が並ぶことによる、謎の迫力。2月7日の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にゲストで剛力彩芽がやってきた。番組オープニングで、「今日のお客様は、映画、ドラマ、CM、もう本当に大活躍で、画面でこの方を見ない日はないというような方でいらっしゃいます」と徹子が紹介した通り、いまや無敵感すら漂わせている剛力。ついに、芸能界で無敵を誇る徹子と決戦の時を迎えた……と勝手に思ってしまった。しかし、若い女優や女性タレントには優しい徹子。芸人の時みたいなやり取りにはならないとは思う。
さて、実は初対面だという2人。徹子が剛力を迎えるにあたり気になっていたことは、その“名前”だった。
「ご本名でいらっしゃるというので、大変お強い方ではないかと思っておりますが」
「ご本名でいらっしゃるそうですけれども。よろしくお願いします」
と本名を強調。顔が小さくてスラッとしててなど、見た目ももちろんほめるのだが、すぐにまた、「剛力彩芽っていうお名前は、ご自分でお好きなんですって?」と名前の話に戻ってくる。実際、剛力という響きのインパクトは絶大だと思う。一度はフルネームを口に出してみたくなるというか。徹子もよっぽど気になってたんだな、“ゴウリキアヤメ”。
「みんな、強そうっていうでしょ?」と、ちょっと興奮気味に直球で聞いてきた徹子に、剛力は「強そう、すごく、はい、いわれます」となぜかカタコトふうに返す。「体の大きい方が来るのかなって思われる」と剛力が言うと、徹子も「そうでしょうね」と肯定。
「だからお顔を見るとびっくりしちゃうっていう感じなんですけど」
“名は体を表す”の逆版だったようだ。そんな名字については剛力自身、とても愛着があるようで、結婚しても名字をできれば変えたくないそうだ。「例えば何でもいいんですけど、違う名前の彩芽じゃない方が、やっぱりいいでしょ」と徹子も言う通り、“佐藤”彩芽、“鈴木”彩芽……確かにインパクトは半減する。仮に上戸さんって人と結婚したら、事務所の先輩のパチモンみたいになるな、“ウエトアヤメ”。
ところで、徹子がこんなにも剛力の名前にこだわるのは、若い頃に「黒柳徹子」という名前で苦労したからだという。
「こんなにゴチャゴチャした、『黒柳徹子』なんて、書くの大変でしょ、時間かかって」
そのため、「NHK放送劇団」に在籍していた徹子は、当時のNHK局長に改名したいと申し出たという。その名前は……“白柳リリー”。もちろんウケねらいではなく、本気である。
「お前そんなね、ストリッパーみたいな名前やめろって言われてね」
この番組も、『リリーの部屋』になっていたのかもしれない。一旦、徹子の関心が剛力の名前から離れたものの、ショートヘアがすごく似合う、という流れから、またしても「こう……明るいっていうね……ゴウリキアヤメです! っていう感じがしてね、いいと思います」。
さて、歌手としても活動する剛力。新曲のタイトルは「あなたの100の嫌いなところ」だが、これに徹子が「ワハハハハハハハハハ!」と大ウケ。
「すごい。100も見つけられちゃったら大変だわね、相手の人もね」
また、PVのダンスを見たら「スーゴーイ! アナタ、すごく踊りうまいのね!」「並じゃないものね」「すんごい上手だもの」と手放しで絶賛だ。剛力は、お姉さんと一緒にダンスを習っていて、コンテストにも出場していたそうで、
「ちゃんとチームの名前があったんですってね、すごいの」(徹子)
「はい。ひらがなで『ごうりき』っていう名前で」(剛力)
剛力は「それ以上の名前は出てこなかったですね」と言ったが、確かにそうだろう。徹子も「そうでしょう」と納得しながら、「でもすごいですよね、チーム『ごうりき』さんっていうね」。徹子、そんなに気になるのか「剛力」。
試しに、「徹子」にくっつけてみると、“剛力徹子”……あふれ出る、最強感。やっぱり“彩芽”ぐらいの柔らかさがあった方が収まりがいいかもしれない。テレビ出始めて何年たってもついてくる、「剛力」の呪縛。でも名前負けしない魅力が彼女にはあった、ということで。
(太田サトル)