休業前ラストの来日、レオナルド・ディカプリオは「母親同伴」でアノ店へ?
新作映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のプロモーションでレオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーティン・スコセッシ監督が来日しました。1970~80年にかけて、ウォール街の狼と言われた、株式ブローカーのジョーダン・ベルフォートの栄光と転落を描いた、成り上がり男のジェットコースタームービーの本作。レオが下品な言葉を駆使して、酒・女・ドラッグをキメまくる金の猛者を熱演しています。ずる賢くして下品でサイテーだけど、妙に明るくて正直で欲望がストレートな役どころです。ジョナ・ヒルはレオの親友役でこれまた名演! 饒舌でスピーディで奥深いという、全編スコセッシ監督らしさに貫かれた傑作です。
レオとスコセッシ監督が一緒に来日するのは『ディパーテッド』以来7年ぶりです。滞在期間は1月27日~30日までの4日間。レオとジョナはプライベートジェットで午後10時33分に羽田に着きました。レオはあまりプライベートジェットで来日することはないのですが、今回は初来日のジョナ・ヒルとともにプライベートジェットを利用。空港には1,000人のファンが集結! 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のプロモーションは、レオにとって休業前の大仕事ですから「ひと目見たい!」と、ファンがいつも以上に集まったようです。中には朝8時からレオ待ちしていた人も!
翌日からは早速、取材スタート。さすがに時差ボケがきつく、「レオもジョナも最初はとてもしんどそうでした」(スタッフ)とのこと。でも普段はカジュアルなファッションのレオが、いざ仕事となるとアルマーニのスーツに着替え“スターのレオナルド・ディカプリオ”のスイッチオン! 立ち会ったスタッフがみんな「さすが」とうなるオーラを放っていたそうです。プレミアに集まったマスコミも「こんなにマスコミが殺到したプレミアは見たことない」というほどの大盛況だったとか。
さて、何度も来日しているレオは日本食が大好き。お気に入りの店は、神楽坂にある「天麩羅 天孝」「すきやばし次郎」で、今回も行ったかもしれません。ちなみに、初来日のジョナは来日スター行きつけの店「田舎家」へ行き「すきやばし次郎にも行きたいな」と言っていたようです。「すきやばし次郎」は来日セレブの御用達ですが、ジョナが「すきやばし次郎」に行きたいのには別に理由があったのです。なんと友だちがドキュメンタリー『二郎は鮨の夢を見る』の監督だとか。びっくり!
ちなみにプレミアではバズーガ砲で金の紙吹雪が舞ったり、東京証券取引所の会見ではくす玉を割ったり、ド派手な演出でしたが、スコセッシ監督は「NYではありえないね」と言い、ジョナ・ヒルは「変わった体験ができたよ」と口にしていました。一方レオはプレミアに母親を連れてきていたらしく、ファンがレオママを発見。「レオのお母さんの名前を呼んだり、写真を撮ったりしていましたよ」(スタッフ)とのことで、スターの母も大変です。
そんなこんなの弾丸ツアーを終えて30日に帰国した『ウルフ・オブ・ウォールストリート』御一行様。レオはこれから休業に入りますが、スコセッシ監督はリーアム・ニーソン、渡辺謙が出演する遠藤周作原作『沈黙』の映画化が控えているので、そのときプロモーションで来日してくれるかも。お友だちとしてレオも連れてきてほしいものですね。
斎藤香(さいとう・かおり)
映画好きが高じて、映画誌編集者を経てフリーランスライターに。ハリウッドセレブや韓流スターの来日現場でマル秘ネタを連日情報収集。All aboutの映画ガイド担当。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
2014年1月31日より公開中
監督:マーティン・スコセッシ 出演: レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー、マシュー・マコノヒー、ジョン・ファヴロー、 カイル・チャンドラーほか
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