ジャニーズWESTだけじゃない、V6・Kis-My-Ft2ら「直談判でメンバー追加」の裏事情
昨年末の『ジャニーズカウントダウンコンサート』でデビューが発表されたジャニーズの新グループ「ジャニーズWEST」が、2月5日に日生劇場で行った舞台『なにわ侍 ハローTOKYO!!』の公演中にメンバーの増加をサプライズ報告した。カウコンでは関西ジャニーズJr.の中間淳太・桐山照史・重岡大毅・小瀧望によるユニット「ジャニーズWEST4」結成を発表したものの、その後、グループ名から「4」が消失し、「ジャニーズWEST」に正式決定。そして5日の『なにわ侍』の公演中に神山智洋・藤井流星・濱田崇裕の加入が発表され、関西Jr.ファンを中心に歓喜の輪が広がっている。
Jr.時代から活動を共にすることが多かったジャニーズWESTの7人だが、3人が選抜に漏れたことで多くのファンが落胆。ところが中間・桐山・重岡・小瀧の4人は、1月4~5日に大阪城ホールで行われた関西Jr.のコンサートで7人の絆を実感し、ジャニー喜多川社長に3人の加入を直談判。ジャニー氏の許可を得てからは舞台の内容も急きょ変更となり、中間は「互いが輝くためには、この7人だった」と、5日の会見でコメントしていた。スポーツ報知の報道によると「ジャニー氏の構想ではダンスに優れた4人をデビューさせ、芝居力のある3人は俳優専業の道を示すつもりだった」という。
「ジャニーズではこれまでにも、CDデビューの前にタレント本人の直談判でメンバーの入れ替えが生じた例がいくつかあります。『Kis-My-Ft2は横尾渉・二階堂高嗣を抜いた5人でデビューすることになりそうだ』と感じた北山宏光と藤ヶ谷太輔が、社長に『デビューできる日が来るなら、その時はこの7人でステージに立っていたいです』と、前もって意思を伝えていたとか」(ジャニーズに詳しい記者)
V6・三宅健は昨年2月放送の『Music Lovers』(日本テレビ系)で、V6加入を誘われた際、森田剛がグループに入っていないことを知ると「じゃあ、やりたくない」と断り、この三宅の一言をきっかけに森田もメンバーに加わり、V6としてデビューすることになったと明かしていた。またV6については、当時Jr.だった原知宏がメンバーに内定していたが、CDデビュー直前に『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)内のコーナー「ジャニーズ予備校」で合格した岡田准一が原と入れ替わり、現在のメンバー構成になった経緯がある。
とはいえ、やはりカウコンのような大舞台で「4人でデビュー」と告知した後にメンバー増員を発表したジャニーズWESTは、ジャニーズの歴史の中でも異例のグループといえるだろう。
「ジャニー氏も年齢を重ねて情に弱くなったのか、タレントらの直談判が意外と効くようですね。最近では笑い泣きすることも多いそうで、桐山は会見ですっかり涙腺がゆるくなったジャニー氏のことを『かわいいよな』と発言していました(笑)。しかし、デビュー会見をハワイで行った嵐や、テレビ朝日系列でデビュー特番を組んでもらったタッキー&翼に比べ、近年のデビュー会見はどんどんと会場がショボくなっている気がしますね。キスマイは恵比寿ガーデンプレイスでデビュー会見、Sexy Zoneも帝国劇場でお披露目でした。ジャニーズWESTは一般認知度がまだまだなので、今後のプロモーションに期待です」(同)
4月リリース予定のデビュー曲は、28日まで行われる『なにわ侍』内で披露される楽曲の中からファン投票で決定する。同じ関西からのデビュー組である関ジャニ∞に負けじと、グループの個性を磨いていってほしい。