海外
生歌至上主義が大騒ぎ~

レッチリ、スーパーボウルのハーフタイムショーにエア演奏疑惑?

2014/02/05 17:30
アンソニーの乳首、意外と小振りで萌える

 アメリカ国民の2人に1人が見る米プロフットボールリーグNFLの王者決定戦スーパーボウルが、2日に開催された。48回目を迎えた今回はシアトル・シーホークスとデンバー・ブロンコスの接戦が期待されたが、初っぱなからシーホークスのペースで試合が進み、22対0の大量リードで前半を終了。後半もシーホークスが圧倒的な強さを見せつけ、ブロンコスを43-8で破り初優勝という結果に終わった。この、あまりにも期待外れな展開に全米は激しく落胆。ネット上では、試合開始早々、「このグダグダな試合はなんなんだ!?」「ブロンコスはやる気あるのか!!」という大ブーイングが巻き起こった。

 今回のハーフタイムショーを盛り上げたのは、歌手のブルーノ・マーズ。彼はドラムを演奏しながら登場し、バンドメンバーたちとお揃いのゴールドのラメスーツで、ドリフターズのように息の合ったステップを踏みながら次々とヒット曲を歌い上げると、Twitterには、「試合よりも断然面白い!」「今回のスーパーボウルで初めて楽しいと思った!」など大絶賛するつぶやきがあふれ返った。5曲目にレッド・ホット・チリ・ペッパーズが登場し、大ヒット曲「Give It Away」のコラボを披露すると会場のテンションは最高潮に達した。

 昨年結成30年を迎えたレッチリは、近年ボーカルのアンソニー・キーディスの声が出ないと陰口を叩かれているが、そんな批判をはね返すかのように、アンソニーは極寒の中、上半身裸でマイクを持ち、生声で「Give It Away」をシャウト。ベーシストのフリーも上半身裸でせわしくなく動き回り、観客を大満足させた。そして、最後はブルーノが「 Just the Way You Are」を力強くしっとりと歌い上げ、大量の花火が打ち上げられ、ショーは締めくくられた。

 スーパーボウルを生中継した米FOXは3日、今年のハーフタイムショーは1億1,530万人が視聴し、ハーフタイム史上最多視聴者数を記録したと発表。2012年にパフォーマンスしたマドンナの1億1,400万人、昨年パフォーマンスしたビヨンセの1億1,080万人を大きく超える数字となり、ブルーノ・マーズとレッチリのエンターテイナーとしてのクオリティの高さを再認識させられる結果となった。

 しかし、そんな素晴らしいパフォーマンスに水を差す者が存在した。80年代に、「黒人初のメタル・バンド」「黒いツェッペリン」と呼ばれ人気を博した、リヴィング・カラーのギタリスト、ヴァーノン・リードがTwitterで、レッチリが生演奏していないことを指摘したのである。

 Twitter中毒といっても過言ではないほど頻繁につぶやいているヴァーノンは、2日、文句たらたらでスーパーボウルを観戦。期待を寄せていたハーフタイムショーになり、「ドラムのイントロ、いいじゃねぇか」とつぶやいたかと思ったら、レッチリ登場後、「おい、あのギター、どこにもプラグインしてねぇじゃないか」と爆弾を投下したのである。

 ギターのアウトプットジャックがアンプにつながれていないから生演奏じゃないという意味のヴァーノンのツイートに、「今どき、ワイヤレスなんじゃないの?」という反論が出たが、ヴァーノンは冷静に「ワイヤレスパックなんてねぇよ(大量の無線チャンネルが必要になるっつーのに、ワイヤレスパック使うなんて悪夢だろうよ)。大事をとったんだろ」と返した。米大手芸能サイト「エンターテインメント・ウィークリー」は、ヴァーノンの言葉を引用し、「これだけ大々的なステージできちんとしたサウンドを出せるように調整するのには、長い時間を必要とする。歌声は比較的シンプルなので簡単だが、楽器は反響したりと音の調整が難しく、ハーフタイムショーのように短時間でステージを組み立てる場合は、演奏は事前に録音しておくのが前提」と説明。ブルーノのバンドメンバーたちも音を出してはなかったようだとし、こういうステージの場合、生演奏でなくても不思議ではないとした。

 レッチリが生演奏じゃないとさらりと指摘したヴァーノンだが、それを批難するつもりはないようで、「素晴らしいハーフタイムショーだったな」ともツイートしている。その後は、サイエントロジーのコマーシャルが流れたことに、「何だコリャ」「狂ってるな」と毒を吐き、後半の試合展開にも文句をつけるなど、爆弾を投下したことなど気に留めないツイートを続けており、今になってこの発言が大々的に取り上げられたことに驚いているようだ。

 昨年1月の大統領就任式で国歌斉唱を口パクしたビヨンセや、ラスベガスの定期ショーを口パクしているブリトニー・スピアーズ、先日のグラミー授賞式で空中パフォーマンスで口パクしたと囁かれているピンクなど、アメリカでは口パクを厳しく批判する傾向にある。今回のレッチリのエア演奏疑惑について、ネット上では「がっかり」と批判する声、「仕方ない」と理解を示す声のほか、「別にいいよ。楽しかったし」「流れていたのは録音したものだとしても、ステージでも演奏していたんじゃないか」「パフォーマンス的に大成功だったんだからいい」「クソ試合見させられるより、よっぽどマシ」という寛大な声も多く上がっており、このようなパフォーマンスステージでエア演奏をすることに関する意見が活発に交換されている。

 このハーフタイムショー後は、しばらく休むとも伝えられているレッチリ。エア演奏疑惑については何もコメントを出していないが、ひどい、ひどいと叩かれているアンソニーが頑張って歌ったことは、高く評価すべきだろう。ブルーノのパフォーマンスは素晴らしく、今年のハーフタイムショーは、エア演奏であったとしても、やはり大成功だったと言えるのではないだろうか。

最終更新:2014/02/05 17:40
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