【セレブに学ぶネットスラング】ニッキー・ミナージュ「Smdh」(呆れるわ~)
【Smdh】
(オリジナル)shaking my damn head
(日本語訳)メチャクチャ呆れてる
【使用例】
「Smdh」は「shaking my damn head」の頭文字をくっつけたもので、直訳すると「頭を横に振る」。日本語で言うところの「呆れてモノも言えない」という意味だ。「damn」という単語はこの場合、言いたいことを強調するために使われているので、「メチャクチャ呆れてる」ということになる。
今回、ニッキーは、星座愛好家のためのブログ「ゾディアック・ソサエイティ」が公開した、「人殺しをするかもしれない星座トップ5」というリストに対して、「なにこれ!? 呆れてモノも言えないわよ」という気持ちを表現するために、「Smdh」と使ったのである。
このリスト、「おひつじ座、さそり座、いて座、おとめ座、かに座」とあり、12月8日生まれで「いて座」のニッキーとしては文句を言いたかったのだろう。ツイートには、「ProudSag」というハッシュタグがつけられているが、これは「Proud=誇り高い」「Sag=Sagittarius=いて座」で、「誇り高き、いて座より」という意味が込められている。このツイートを真似て、「Proud」に自分の星座をつけるフォロワーが次々と現れ、ちょっとしたはやりとなった。
「Smdh」は、ラッパーに限らず大勢のネットユーザーに使われている。「damn」を抜いた「Smh」や、「damn」を「fuck」にした「Smfh」もよく使われており、最も悪い意味で「damn」を「mother fucking」にした「Smmfh」もある。
似たような意味で、「wtf=what the fuck=なんだ、こりゃ!?」「lol=laughing out loud=大爆笑(ちょっとばかにした意味を含む)」「lml=laughing mad loud=狂ったように爆笑(かなりばかにした意味を含む)」「rofl=Rolling On Floor Laughing=床を転げ回るほど爆笑(相当ばかにしている場合)」もあるので、時と場合によって、うまく使い分けると便利だ。
シンプルだけど、インパクトのある「Smdh」。「なに、これ!?」というシーンで、ぜひ使ってみてほしい。