「読モを捨てて女子アナを選んだ」二股男・陣内智則に見る、男のブランド志向とは?
女は、ブランド志向だと言われるが、いやいやどうして男もそうで、その極みは「オンナ選び」に表される。冒頭のセリフは、ナインティナイン・矢部浩之の暴露によるもので、元TBSアナウンサー・青木裕子と矢部の交際が発覚した際に、同じ場所に居合わせた陣内がそうつぶやいたそうである。人名でなく、職業に触れているところがポイントである。
かつて矢部は、「女子アナを嫌いな男はいない」と言ったが、彼らは女子アナを1つのブランドと見なしている。芸能人並みの美貌を持ちながら、芸能人には珍しい高い学歴や育ち、時に語学力を語る女子アナは、ある種「高嶺の花」であり、矢部や陣内は「人に憧れられる女がほしい」タイプなのである。だからこそ陣内は、「お高い女」の代名詞である「女優」藤原紀香を口説いて結婚まで持ちこめたのだろう。
小林真由もモデルであるので、男のあこがれをそそる職業ではある。しかし、よく聞いてみると「読者モデル」である。『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)において、おぎやはぎ・小木は、二股騒動で名前の上がった小林真由について、「読者モデルはモデルじゃねえよ」と発言したが、確かに読者モデルは、読者以上モデル未満で中途半端感がつきまとう。「人にあこがれられる女」になるためには、知名度が必要であり、読者モデルとレギュラー番組を持つ女子アナのどちらかが価値が高いかは、言うまでもない。
もしあなたが、「条件負け」して恋に破れたくないならば、まずは仕事を! 人生これからの女子の皆さまに、勝間和代センセイ並に鼻の穴を大きく広げて、訴える次第である。
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。
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