「読モを捨てて女子アナを選んだ」二股男・陣内智則に見る、男のブランド志向とは?
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。
<今回の芸能人>
「アナウンサーかぁ」陣内智則
『もてもてナインティナイン』(1月28日、TBS系)より
女子大生の間で、専業主婦志向が高まっているらしい。「働くのはキツそうだし、お局とか怖いし、たくさん稼ぐ人と結婚すれば、働かなくて済む」――世間を知らない女子大生がこう思うのも無理はないが、世の中というものはそんなに甘くない。彼女たちに「現実」を教える「教材」となるのが、陣内智則の二股騒動ではないだろうか。
お笑い芸人・陣内智則のマンションに、フジテレビアナウンサー・ミオパンこと松村未央が通う姿を、写真週刊誌がキャッチした。しかし、陣内のマンションには、モデルの小林真由も出入りしていることがわかり、二股騒動に発展。陣内は、「松村アナウンサーと付き合っている。小林さんとは友達」と疑惑を否定したが、ダウンタウン・松本人志は「二股疑惑とありますが、疑惑ではありません」とコメント、また有吉弘行も「浮気、山ほど」とあてこすった。
陣内は昔から本当によくモテるらしい。二股報道前の昨年12月、『千原ジュニアのヘベレケ』(東海テレビ)でジュニアが明かしたところによると、「めっちゃモテる」「すぐ彼女できんねん」 だそうだ。また、吉本には、若手が先輩芸人のために女の子をナンパするという伝統があるそうだが、女の子と先輩をカップルにさせる前に、大抵の女の子が陣内に夢中になってしまっていたのだとか。陣内は、「気を遣うよ、コッチは」とモテ男の余裕を見せていた。
モテるのは良いことだが、浮気者なのは、よろしくない。特に藤原紀香とは、彼の浮気が原因で離婚したとされているだけに、陣内は浮気イメージの払拭に必死であり、具体的な時期については避けたが、ミオパンと結婚前提の交際であることを『アッコにおまかせ!』(TBS系)で示唆した。そう、小林真由は「公開失恋」したわけだ。
小林真由に「かわいそう」と同情する方もいるだろうが、おそらくミオパンがいなくても、小林真由が陣内の本命になる可能性は低かったろう。それは、陣内の「ブランド志向」のためである。