モラハラ、血の交換、家庭内ストーカー……世間がどん引きした「セレブのラブラブエピソード」
12年1月にビヨンセが出産すると、ジェイの“ビヨンセガード”は一段とパワーアップ。レストランで、ウェイトレスに「女子トイレに人が入っているか」と聞き、誰もいないと確認してからビヨンセをトイレにエスコート。彼女が用を足している間ずっと外で待ち、ほかの客が入ろうとしても「妻が終わるまで待ってくれ」と断るなど、ボディガードもびっくりなガードをし、これにはさすがのビヨンセも嫌な顔をしていたと報じられた。ビヨンセが昨年12月にリリースした「Mine」という曲は、産後、自分を理解してくれない夫との別れを考えている内容。「ストーカー状態のジェイに、うんざりしているんじゃないか」と陰で叩かれていたが、ジェイのビヨンセ・ガードはまだまだエスカレートしそうだ。
■トム・クルーズとケイティ・ホームズ
05年4月に交際を始めるやいなや、周囲の目など気にせず燃え上がったトムとケイティ。2人は、トムのプライベート・ジェットで世界中を移動し、当初は「ケイティはシンデレラのようだ」と世間をうっとりとさせた。しかし、2人は次第に公私混同を炸裂させるようになり、オプラ・ウィンフリーのトーク番組でトムが「オレは恋に堕ちたんだ!」とソファーに飛び乗ったかと思えば、トムの主演映画『宇宙戦争』のプレミアで2人でバイクにまたがってキスをしまくり「一体を何を宣伝したいんだ!?」とマスコミを唖然とさせた。パリで行われた『宇宙戦争』の記者会見では映画そっちのけで、「今朝、エッフェル塔でケイティにプロポーズしたんだ」とトムが笑顔で報告していた。
しかしトムが、心酔する新興宗教「サイエントロジー」の素晴らしさを愛するケイティにも実感してほしい、と押し付け始めたことで、ケイティの熱は徐々にダウン。トム待望の第一子を妊娠したケイティに「サイエントロジーの教えにのっとった、痛くても声を出さないサイレントバースで産むように」と命じたり、出産前のベビーシャワーもサイエントロジー風の楽しくない厳かなものになり、ケイティの笑顔に陰りが見えるように。06年11月に行われた超豪華挙式もサイエントロジー流で、公開された写真はケイティの無理したような笑顔とトムの方が身長が高く見える2ショットという「うさんくさい」ものだった。
トムの言いなりになり続けていたケイティだが、12年に娘のことを考え、離婚を決意。トムにとっては寝耳に水だったとされるが、最初の妻も2番目の妻のニコール・キッドマンも33歳で彼の元を去っており、「トムは妻が33歳になると逃げられる男」だと囁かれるようになった。
18世紀のドイツ人科学者ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルクの名言「結婚とは、熱病とは逆に、発熱で始まり悪寒で終わる」のように、「恋愛盲目期には熱に浮かされたようになり、どんなことをされてもうれしかったのに、熱が冷めると何もかもが嫌になり、何げないことにも寒気が走るようになる」というのはよくあること。今回ご紹介したセレブカップルの中にも、破局を経験した者がいる。激しく燃え上がれば燃え上がるほど、燃え尽きた後の姿はひどいもの。だが、それもある意味幸せなのかもしれない。