カルチャー
手作りチョコを作るくらいなら、ヌカ床こねとけという男のホンネ
2014/01/31 20:00
もうすぐバレンタイン・デーということで百貨店やスーパーなどではチョコレートの特設コーナーが否が応でも目に入ってくる今日この頃です。伊勢丹新宿店でのチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」はもう閉幕してしまいましたが、私の幼少時よりも日本人のチョコレート文化(ショコラ、と呼んだほうが適切でしょうか)への関心は年々高まりつつあるように思われます。
ピエール・エルメ、ジャン=ポール・エヴァン、ピエール・マルコリーニといったフランスやベルギーの有名ショコラティエの名前がポピュラーなものとなり、都市部では普通に買えてしまうのですから、グルマンディーでなくともチョコレートに対するリテラシーはここ数年で格段に高まっているのは間違いありません。
少し前なら高級ショコラの代名詞としてゴディバ(これはベルギーのブランドです)が通用したでしょうが、もはやバレンタインに女性から男性へとゴディバを送られても「ゴディバかあ……(まあ無難なところだよね)」と特別感が薄れてしまっているのではないでしょうか。これはショコラへのリテラシーの高まりがバレンタイン・デーというイベントの難易度を高めているとも言えるのです。
最終更新:2014/01/31 20:00