『いいとも!』『はなまる』、終了発表で視聴率低下! 後番組に悪影響か
番組終了まで残り2カ月となる『笑っていいとも!』(フジテレビ系)と『はなまるマーケット』(TBS系)。かつては平均視聴率20%超えもあった『いいとも』は、2011年には年間7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、12年は6.5%と徐々に数字が減少。裏番組の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の急成長が一因とされており、『はなまる』も同じく生活情報番組の『あさイチ』(NHK)に食われ、数字が獲れなくなっていた。“見納め”ということで番組に対する注目度も高まっているが、両番組の終了発表後の視聴率は、どう変化しているのだろうか?
発表後の視聴率を見てみると、『いいとも』は11月4日や12月23日など祝日にあたる日は9%台を記録していたが、平日は月~金で3~6%を推移。昨年1月から発表があった10月までの間は平日で7~8%台を穫ることもあったが、番組終了決定とともに視聴者の関心が薄れてしまったのか、発表後は通常でも7%以上を獲れていない状態だ。
「『はなまる』も昨年は6%台を記録する日もありましたが、発表後は2~3%と、やや減少傾向にあるようです。民放ではテレビ東京と最下位争いを繰り広げている状態で、やはり打ち切り決定は合点がいく数字でしょう。2番組とも終了発表で数字が上がるかと思われましたが、視聴者の反応はシビアだったようですね」(芸能ライター)
『はなまる』の後番組の司会はTOKIO・国分太一が務めることがすでに発表されているが、『いいとも』はまだ正式発表が行われていない。明石家さんま、SMAP・中居正広らの名前が取り沙汰されているが、一部報道で新たに“くりぃむしちゅー&ネプチューン説”が浮上し、「このキャスティングで視聴率は穫れるのか?」と、話題に。くりぃむしちゅーの番組は『くりぃむクイズ ミラクル9』(テレビ朝日系)や『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)が好調だが、『いいとも』と同じくフジの『ペケ×ポン』は低迷している。
「一方、ネプチューンの番組の視聴率は『しゃべくり007』『なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付』(ともに日本テレビ系)、『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)はどれも10%以上を獲得していますが、『ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS系)と『ネプリーグ』(フジ)が不調です。特に『ネプリーグ』は、15%前後を獲っていたかつての勢いを失い、1時間枠だと8~9%台が多い。くりぃむもネプチューンもフジのレギュラーがコケていますから、この2組が『いいとも』後番組に起用されるとなれば、厳しい道程になるかもしれません」(同)
1月中旬までの視聴率データを見る限り“終了発表特需”は感じられなかった『はなまる』と『いいとも』だが、残り2カ月のラストスパートで有終の美を飾ることはできるのか?