「テレ東に負け民放5位」TBS平日視聴率が大敗北&放送事故多発の断末魔
昨年大みそかの特番『祝!2020東京決定SP・東京五輪夢と奇跡の物語』で2.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得したことが話題となったフジテレビ。2011年の韓流偏重騒動以降、『アイアンシェフ』の大爆死やバラエティ番組の視聴率低下が叫ばれているが、今や業界関係者の間で「フジより数字がヤバイ」とささやかれているのが、昨年にドラマ『半沢直樹』が大ヒットしたTBSだ。
「TBSは今年の元日の番組からすでにコケてましたね。ゴールデンの『炎の体育会TV』や午後9時スタートの『笑いの王者が大集結!ドリーム東西ネタ合戦』が9%台で、テレビ朝日、日本テレビ、フジテレビに続いて民放4位でした。フジの低視聴率ぶりは取り沙汰されやすく、確か12日の『全力教室 ~成功へのマジックワード~』が5.7%を記録するなど悲惨な数字もありますが、1月中旬までの数字を見るとTBSは火~木のプライムタイム(午後7時~11時)が、全体的に悪いんです。テレビ東京にも引き離されて民放5位になる日も多い状態」(芸能ライター)
実際にTBSの夕方以降の視聴率データを見てみると、7日には『世界の日本人妻は見た!SP』が9.1%、『内村とザワつく夜』は7.7%、『Kiss My Fake SP』は6.8%と、一桁が続いている。翌日も『水トク!』(8.5%)、『水曜プレミア アイ・アム・レジェンド』(5.7%)と、プライムタイムは壊滅的な状況で、8日も『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(6.9%)、木曜ドラマ劇場『Dr.DMAT』(7.9%)、『今、この顔がスゴい!』(6.7%)と、今ひとつ。翌週の14~16日も、プライム枠の番組は同様にすべて一桁台だ。
「TBSは『ぴったんこカン・カン』や『中居正広の金曜日のスマたちへ』がある金曜日や、土日は10%以上を獲る番組も多いんですが、平日3日間の“総崩れ状態”は、もう1年以上も続いています。今期のドラマでも、今のところ“頼みの綱”は初回18.9%を獲得した向井理主演の『S -最後の警官-』くらいですからね。さらに、TBSは17日の『はなまるマーケット』で、1分ほど映像が乱れてカラーバーが表示されるという放送事故を起こしています。12年10月にも、『火曜曲!』内で発生した大きな放送事故が話題になっただけに、視聴率低下に加えて放送事故も続くようでは、視聴者の信用を落とす一方です」(同)
昨年はみのもんたの次男が引き起こした事件によって『朝ズバッ!』がリニューアルし、今春からは『はなまる』も終了するなど新たな局面を迎えるTBS。前述のように火~木の3日間は民放5位になる日も多いため、そろそろこの枠も刷新が必要なのかもしれない。『半沢直樹』で底力を見せたTBSだけに、今年は同局の“倍返し”に期待したいところだ。