サンドラ・ブロック、あまりにシビアな意見にエゴサーチしたことを後悔
30歳の時に出演したアクション映画『スピード』が当たり役となり、ハリウッドを背負う一流女優へと成長したサンドラ・ブロック。大半の女優は40歳を過ぎると映画のオファーが激減してしまうが、彼女に限っては引っ張りだこで、46歳でアカデミー主演女優賞を獲得。今年50歳になるとは思えぬほど若々しくエネルギッシュなサンドラは、中年女性の憧れの的となっている。
プライベートでは4年前に養子を迎え、公私ともに充実した日々を送っているサンドラだが、だめんずに苦しんだ暗い過去を持つ。41歳で結婚した5歳年下のジェシー・ジェイムズに散々浮気され、屈辱的な思いをしながら46歳で離婚しているのだ。
タブロイドを大いに賑わせたジェシーとの離婚劇は、「アカデミー主演賞を獲得した女優にかかる呪い」ともささやかれたが、サンドラ自身は男運が悪いからと痛感。昨年11月に米芸能誌「エンターテイメント・ウィークリー」の取材を受けた際には、「“人生は素晴らしい”と言う人がいるけど、私に言わせれば、違う。人生は悲惨で苦しく、予想もしないようなことばかりで、打ちのめされてばかりだわ」と激白。「そんな苦しみの合間に、ちょこちょこと喜びがあるのよ」と悲壮感あふれる考えを述べ、世間の同情を集めたばかりだった。
そんなサンドラが、4日に開催されたパームスプリングス国際映画祭の受賞スピーチで、自分の名前をインターネットで検索(エゴサーチ)してしまい、後悔したと告白。自虐的に語ったものの、かなり傷ついているようだと話題になっている。
同映画祭でデザート・パームビーチ貢献女優賞を贈られたサンドラは、「自分の名前をググって、私に関する記事のコメントを読んでみたの。世間のみんなが私のことをどう思っているのかわかるし、面白いコメントが読めるかなと期待して」とおもむろに語りだし、「グーグル検索して自分に関するコメントを読むなんてことは、いかなる時も、どんな人間であっても、しちゃいけないわね。本当、自分についてたくさんのことが学べたわ」と言い、ググったことを後悔したと明かした。
続けて、「コメントの中には、私がすでに知っていることも書かれていたわ。『サンドラ・ブロックは40越えてる』とか、なぜなのか知らないけど、たくさんの人がそう書いてるのよ。『サンドラ・ブロックは、とっくに40歳を越えてる』って。そんなの私だって知ってるわけよ」と苦々しく言い、「それで、『彼女の演技は特別な何かがあるわけじゃないし』『魅力なんてこれっぽっちもない』『マジでいらっとする』『二流の平凡な女優』『40越えてる』と書かれているのよ」とまくしたてるように述べた。
サンドラは、「映画『ゼロ・グラビティ』でアカデミー主演女優賞を狙っているサンドラと、『8月の家族たち』でアカデミー助演女優賞を狙っているジュリア・ロバーツが、どちらがジョージ・クルーニーを味方につけるかで対立している。サンドラは共演者であるジョージと一緒に、ジュリアも製作者であるジョージと一緒に行動し、アカデミー賞を獲得したいと思っているのだ」というゴシップ記事も見てしまったようで、「あとジュリア、あなたと私がジョージ・クルーニーをめぐって火花を散らしてるという件。あれ、もう話し合いで決着がついたのにね。共同親権ってことで、シェアすることで異議はないって」と皮肉たっぷりに言い放った。
サンドラは自分の恋愛についても検索したようで、「私が誰と付き合ったとかに関しても、たくさんのコメントがあったわ。確かにその通りのものもあったけど、デートしたと認めたこともない人の名も多かったわ……『メリル・ストリープといちゃついてる』というのも久しぶりに読んだわよ」と発言。2010年に放送映画批評家協会賞でメリルと共に主演女優賞をW受賞した際、ステージで熱い接吻を交わしたことを思い出させる言葉に、会場は大いに沸いた。