ダウンタウン、大ピンチ!? 頼みの綱「笑ってはいけない」シリーズ終了の可能性
『NHK紅白歌合戦』に次ぎ、大みそかの風物詩となった『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の「笑ってはいけない」シリーズ。昨年末の放送でも、民放ではぶっちぎりの高視聴率を記録したが、今年はある“化学変化”が起こることから、関係者の間では番組の存続、さらにはダウンタウンの今後も危惧されているという。
2006年から恒例化した「笑ってはいけない」シリーズは、09年より二部制となって約6時間の長時間番組に。毎年15%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で推移していた視聴率も、昨年はさらに伸びを見せ、第一部19.8%、第二部17.2%と過去最高を記録した。
「同じく高視聴率を記録した『紅白』は、瞬間最高こそ同番組ラスト歌唱となった北島三郎でしたが、後番組の『ゆく年くる年』待ちの視聴者が大勢いたことから、実質的な功労者は、50.0%を記録した『あまちゃんコーナー』でしょう。しかし関係者の間では、昨年末からすでに『14年末はあまちゃんがないから、視聴率がヤバそう』といわれているようです」(スポーツ紙記者)
対する『ガキの使い』は「録画視聴を入れれば、30%を超えると見られている」(同)というだけに、今年はさらに『紅白』から視聴者を奪えると見られていたのだが……
「実は今年で、番組の元総合プロデューサーである菅賢治氏が、日テレの慰留を断って定年退職することが決定したんです。退職後は、『エイベックスと組んで事務所を設立する』などさまざまな説が出ていますが、今後『ガキの使い』にどういった関わりをするかはまだ決まっておらず、関係者は同番組の存続を不安視しています」(日テレ関係者)
菅氏は“ガースー”の愛称で頻繁に番組出演し、ダウンタウンとともに番組作りを行ってきた立役者。現在も演出を担当しているため、定年退職で現場を離れてしまえば、番組の雰囲気がガラリと変わってしまうと、日テレ側は慌てふためいているという。
「かつては20%超を記録していたものの、今ではヒト桁台が定着してしまった『ガキの使い』ですが、やはり『笑ってはいけない』というキラーコンテンツを失う恐怖は、日テレだけでなくダウンタウンも感じているはずです。昨年スタートした新番組『100秒博士アカデミー』(TBS系)、『教訓のススメ』(フジテレビ系)も、初回から視聴率6.2%、7.2%と大惨敗し、実質的に現状ダウンタウンが数字を獲れるのは、『笑ってはいけない』だけ。一時は、松本人志が『笑ってはいけないをやめたがっている』という報道もありましたが、やはりコンビの看板となる同番組は、続けたいというのが本音でしょう」(前出記者)
せっかく大みそかの“風物詩”となった同番組だけに、今年はその人事にも注目が集まる。