貯蓄狂の「日経ウーマン」が、風水アイテム「刃物」を勧める、異常すぎる理由
「仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ」というキャッチコピーが毎号表紙を飾る「日経ウーマン」(日経BP社)ですが、今月号にあるのは「年100万円以上貯まる!お金計画2014」と題する貯蓄大特集と、消費税・年金・景気を語る「教養&ニュース30」特集。「日経ウーマン」の関心事は、仕事や暮らしを「楽しむ」ことよりも、とにかく「金」に向けられています。金絡みの記事の合間に、爆笑問題の太田光の妻・太田光代が夫との馴れ初めをあけすけに語っていたり、「佐藤佳菜子の賢い女子のオシャレLesson(最終回)」のコーディネートが黒づくめでどう見ても喪服だったり、ツッコミどころが満載の「日経ウーマン」1
月号を、早速チェックしていきましょう。
<トピック>
◎年100万円以上貯まる!お金計画2014
◎今、知っておくべき教養&ニュース30
◎「働く力」の磨き方~ウーマン・オブ・ザ・イヤー2014~
■貯蓄の先にある「カフェ営業」という夢
大特集「年100万円以上貯まる!お金計画2014」のタイトルページでは、「『100万円』でできる、こんなにステキなこと!」として、「カフェやパン教室の起業」、「両親にハワイ旅行をプレゼント」、「社会人大学や大学院で学び直し」が挙げられています。でもちょっと待って、起業や進学を真剣に考えたら仕事は辞めなければならないし、必要経費以外にも生活費の問題もあるし、どう考えても100万円じゃ足りないですよね? そもそも、1年間必死で節約して100万円を貯めても、使ってしまえば手元には何も残らないわけで。毎号のように、幸せな老後のために貯蓄しろと脅してくるくせに、思いつきで夢見させるようなこと言うなって話ですよ。「日経ウーマン」先輩ったら、堅実志向なくせに、ヘンなとこで夢見がちなんだから~。
そして、恒例のウーマン読者の節約テク紹介コーナーでは、33歳事務職の強烈な節約テクを発見。「洋服はほとんど買うことがなく、学生時代に購入したものをフル活用」することで服代を節約しているというこの女性、モノ持ち良すぎじゃないですか? アラサーOL向けの服屋ではまず見かけないようなひざ上丈のチェックのプリーツスカートの写真が載っており、「15年着用」と書いてあったので、まさか高校の制服をいまだに私服として着用しているのではと、恐ろしい推測をしてしまいました。