『紅白』曲目に非難噴出! 「メドレーばっかりやめろ」「また『女々しくて』?」
18日、『第64回NHK紅白歌合戦』の曲目が発表された。北島三郎が曲目「まつり」で50年連続出場の『紅白』を卒業することが決定し、メディアの注目を集めているが、ネット上では「メドレー曲が多すぎる」と物議を醸しているようだ。
「今年の出場者では、E‐girls、AKB48、きゃりーぱみゅぱみゅ、松田聖子、水樹奈々、ももいろクローバーZ、嵐、関ジャニ∞、クリス・ハート、SMAP、Sexy Zone、T.M.Revolution、福山雅治がメドレー曲となります。聖子とクリス、水樹とTMはコラボですが、出場者51組中13組がメドレーとは、確かに多いという印象です」(芸能ライター)
一昨年は5組、昨年は8組がメドレー曲を披露したように、近年『紅白』ではメドレーが増加傾向にある。ひと昔前は、出場歌手が「その年にヒットした持ち歌を一曲歌う」というのが普通だっただけに、違和感を覚える人は少なくないようだ。ネットユーザーからは「めぼしいヒット曲がないからメドレーにしているのでは?」「メドレーだとか紅白スペシャルとかやめろよ」といった意見も噴出している。しかし、メドレー増加傾向には、事務所側のある意外な思惑があるようだ。
「ヒット曲がないから、仕方なくメドレーにしているわけではありません。決められた時間内でたくさんの曲をプロモーションしたいという、事務所側の戦略なんです。視聴率40%というお化け番組に出演できるチャンスを手にしたんですから、ここぞとばかりに視聴者に曲を売り込まなきゃ損。演歌勢はあまりメドレーを歌いませんが、彼らにとっては“『紅白』出場”自体が営業の価格を上げることにつながるから、その必要はありません。みんな『紅白』が今後の仕事に生きるよう必死なんです」(音楽業界関係者)
そんな必死さが伝わる出場者が、昨年の『紅白』で「女々しくて」を披露し、大ブレイクを果たしたゴールデンボンバーだという。出場決定前から、ファンの間で「今年はヒット曲がないから出場できるか不安」と声が上がっていたが、まさかの2年連続「女々しくて」を歌うことが決定した。
「氣志團が、2004年と05年の2年連続『One Night Carnival』を披露したこともありますが、やはりネット上では、なぜ今年発売でオリコン1位にもなった『Dance My Generation』が選ばれなかったのかと疑問視されているようです。しかし事務所としては、金爆をアーティストではなく、芸人タレント的な売り方をしているので、『女々しくて』を武器に知名度をさらに上げようと考えているのでは。お笑い芸人が、一発ギャグを繰り返し披露するのと同じ感覚なのでしょう」(同)
事務所の思惑が色濃く表れることとなった今年の『紅白』。果たして、本番ではどのような名場面が生まれるのだろうか?