A.B.C-Z、トニトニ舞台でCDデビュー発表もあまり話題にならず
昨年2月にジャニーズ初のDVDデビューを飾ったA.B.C-Z。今年11月にはジャニーズ事務所の幻の曲「Never My Love」をカバーした彼らだが、現在出演中の『JOHNNYS’2020 WORLD』15日夜公演にて、河合郁人がA.B.C-Zについて「来年CD出す」と発言。客席のファンから歓声と拍手が巻き起こったという。念願のCDデビューを報告したA.B.C-Zだが、翌日のスポーツ紙、テレビでもニュースとして報じられることはなく、一部ファンの間だけで火が付いているという寂しい状況になっている。
これまでテレビ露出が少なかったA.B.C-Zだが、今年からはSMAPのチーフマネージャー・飯島美智氏の“飯島班”に参入。4~6月まで『J’J A.B.C-Zオーストラリア縦断 資金0円ワーホリの旅』(日本テレビ系)が放送され、7月からは初冠番組『えびChanZOO』(テレビ東京系)がスタート。ファンも驚くほど大出世した1年だった。
3月発売のDVD「Twinkle Twinkle A.B.C-Z」では初回限定盤にJr.時代からの名曲を収めた初のCDが付属し、DVDで発売した楽曲も徐々にCD化が追いついてきていた。そんな中、15日の『JOHNNYS’2020 WORLD』のあるシーンで、宇宙人設定の河合が「宇宙人だから先のことを知っている」と匂わせ、「A.B.C-ZというグループがCD出すらしいよ」と、サラッと報告。時期については「桜が咲く前には」と話したといい、メンバーの塚田僚一も客席に向かって「ぜひ買ってください」と声を掛けていたそうだ。
「CDデビューというビッグニュースにもかかわらず、その後はファンの間で話題になっただけで、このニュースはスルーされていました。もちろん、マスコミ向けの正式発表ではなかったこともあると思いますが、翌16日のスポーツ紙は、嵐の東京ドーム公演&オリコン年間ランキング6冠達成が大きく取り上げられていたので、同時期に発表すると話題が潰れてしまうことを危惧したのかもしれません。時期を見てあらためて公表するのかもしれません。先日の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)でもA.B.C-Zは持ち歌を歌わせてもらえず、森高千里のバックダンサーを務めただけで、まだまだ冷遇されている状況。Kis-My-Ft2よりもまだまだ知名度を稼げていませんし、これからが本人たちにとって正念場でしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
とはいえ、ファンからは2度目のデビューに素直な喜びの声が上がっている。
「メインボーカルの橋本良亮君が『CDを出したい』と、よく雑誌などで発言していたので、念願が叶って良かったです。今年は『音楽の日』(TBS系)、『FNSうたの夏まつり 』(フジテレビ系)といった大型音楽番組に出演し、SMAPやJr.時代から一緒に頑張ってきたキスマイと同じ番組に出演する機会が増えていました。CDデビューを機に、SMAPやキスマイとの共演がさらに増えそうで、今から楽しみです」(A.B.C-Zファンの女性)
今回の河合の発言は、あくまで舞台を見に来たファンへのメッセージだったため、CDに関する詳細は不明だが、まずは正式なリリース情報発表に期待したい。