ダウンタウン新番組、打ち切り『リンカーン』より低視聴率で笑えない惨況
10月から始まったダウンタウンの新番組が、苦戦を強いられている。ダウンタウンは、今年に入ってから『爆笑 大日本アカン警察』(フジテレビ系)、『リンカーン』(TBS系)の2本が、そろって9月で打ち切りに。そのままダウンタウンがMCを務める番組がそれぞれ始まったものの、開始から1~2カ月が経過しても、視聴率は芳しくないようだ。
『アカン警察』の後番組の『教訓のススメ』は、芸能人や有名人の経験から導き出した「教訓」をテーマにトークを行う番組。青田典子や山路徹ら“お騒がせ芸能人”が出演するなどの話題性もあったが、11月3日の初回2時間SPは、いきなり7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、一桁を記録してしまった。
「同時間帯に放送されていた、テレビ朝日系列のプロ野球日本シリーズが27.8%を獲得したことが敗因かと思われましたが、『教訓のススメ』は翌週からも5.6%、6.0%で民放最下位の低視聴率でした。数字的には前の『アカン警察』とさほど変わりはありませんが、12月8日のマルシアが大鶴義丹との離婚騒動を初激白した回では9.2%を獲得しており、ゲストによってはまだ数字が伸びる可能性もありそうです」(芸能ライター)
また、10月22日スタートの『リンカーン』の後番組『100秒博士アカデミー』はHey!Say!JUMPの薮宏太、伊野尾慧が準レギュラーで出ていることもジャニーズファンの間で話題となったが、視聴率は初回に6.2%を記録し、以降は5~6%の間で推移している。
「11月19日には同番組がお休みでボクシングの亀田興毅戦が放送されていましたが、視聴率は10.8%と二桁に上っていました。また、前の時間に放送されている『内村とザワつく夜』が同番組よりも2~3%高いことを考えると、『100秒博士アカデミー』になってチャンネルを変えてしまう視聴者が多いようです。12月3日の放送では4.3%と最低記録を出してしまいましたが、がんを特集した10日は7.7%で過去最高視聴率でした。この結果を見ると、『教訓のススメ』と同様に、『ダウンタウンの番組だから』と、固定視聴者がついているというよりは、内容によってチャンネルを合わせる視聴者が多いのでしょう」(同)
同時期に知的番組が始まり、新境地を開拓したダウンタウンだが、残念なことに2番組とも12月2週目までの時点で二桁を一度も獲れていない状態。『100秒博士アカデミー』に至っては、前番組の『リンカーン』よりも数字が悪化しているだけに、番組の存続すら危険かもしれない。
ダウンタウンといえば、大みそかに放送される『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の「笑ってはいけないシリーズ」が20%超えするなど高視聴率を維持しているが、果たして今年はどんな数字が出るのだろうか?