カルチャー
「お手当」で生きていく――愛人生活を謳歌する女たち
2013/12/07 20:00
「愛人」とは既婚者の男性と恋愛関係・肉体関係にあることを指し、不倫相手という意味がある。
「待つ女」を歌った演歌は多く、映画化もされた小説「愛人/ラマン」などを始め、文芸作品には、愛人及び愛人関係を扱ったものがたくさんある。
ちなみに私は幼少時代、母親と『水曜日の情事』(フジテレビ系)というドラマを毎週楽しみにリアルタイムで観ていたわ。敏腕編集者で愛妻家の主人公が、妻の親友と愛人関係に発展し、泥沼になっていくドラマなんだけど……。今思うと不倫というテーマのドラマを娘と並んで観るなんて……「今日は水曜日の情事だから早く宿題済ませておきなさ~い」って……、とんだ母親、とんだ教育よね。そうそう、水曜日っていうのは男が最も不倫をする可能性が高い曜日らしいわよ。
関係が泥沼化してしまい裁判沙汰、愛人の逆鱗に触れ勤めてる会社に一部始終をバラされ解雇処分、本妻にバレて多額の慰謝料を請求され離婚、本妻との家庭があるにも関わらず愛人との間にも子供が誕生し第二の家庭の生活も面倒を見なければいけなくなった……。そんな男たちの実体験を、大人になった私は間近で見てきた。「子供の話なんてしないで!」「奥さんと別れて!」そんなヒリステリックに叫ぶ愛人女性というイメージ像も私たちには摺り込まれている。愛人関係というのは、世間一般ではマイナスイメージでしかないだろう。
最終更新:2013/12/07 20:00