「全然似てない」パクリK-POPアイドルの様にならない“きゃりーぱみゅぱみゅ”模倣
ももいろクローバーZのパクリで一躍話題となった、韓国のアイドルグループ・クレヨンポップ。5人それぞれが自分のイメージカラーを持ち、戦隊ヒーロー物のような決めポーズや衣装の方向性は、ももクロの世界観そのものだと言われている。本人たちは全面否定しているものの、最近発表した楽曲が、今度は「ルパン三世」の丸パクリではないかと批判が巻き起こっている。聞いてみれば確かに、軽快なメロディで始まる前奏は「ルパン」そのものだ。
そのパクリの連鎖はとどまることを知らず、ついにはきゃりーぱみゅぱみゅを模したアイドル・FATCATが日本デビューを果たした。原宿系のファッションが好きだというFATCATは、“韓国版きゃりーぱみゅぱみゅ”という触れ込みで登場し、きゃりーのような原宿系スタイルと、中毒性の高いリズミカルな楽曲が特徴。本国ではドラマ『野王』のオープニングに起用されるなど、そこそこの人気を誇っているというが……。
「韓国ではファッションリーダーとして活躍していますが、装いは完全にきゃりーを意識したもの。しかし、きゃりーほどの強烈な印象はなく“フォロワー”の域を出ていません。日本デビューの際には、スタッフを日本の青文字系カルチャー陣で固めたそうですが、そこにも“きゃりー化”狙いが見え見えですね。歌詞も、どこかで聞いたことのある『つけま』『ポンポン』いうワードが散りばめれてます(苦笑)。国内外問わず“カワイイ!”という声があるものの、原宿系&カワイイ系の本場で、あえて二番煎じのアーティストを支持する層があるのか疑問です」(音楽業界関係者)
現在、K-POPの市場は数年前に比べると格段と狭くなってきている。それまでは雨後の筍状態で次から次へと日本デビューをしていたが、今、歌手として認知されているのは「BIGBANGと東方神起、そして少女時代とKARAぐらい」(芸能ライター)だという。
「CDは昔ほど売れず、固定ファンはいるものの、大きな会場でイベントをするとチケットが余り、定価割れする状況です。また、世の中は嫌韓ムード一色で『NHK紅白歌合戦』からもK-POP枠が消えました。それでも日本に進出しようとするアイドルは後を絶ちません」(前出・関係者)
韓流アイドルが受け入れられない世の中だからこそ、日本に似たアイドルであれば浸透するという、K-POP業界の新しいマーケティング理論なのであろうか。