「私、もう出演しないので」米倉涼子、『ドクターX』から撤退、テレ朝大混乱!?
初回視聴率22.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で今期ドラマの最高視聴率を記録し、第5回の放送では23.7%とさらに最高視聴率を更新した、『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)。しかし視聴者やテレビ朝日の期待とは裏腹に、主演の米倉涼子や所属事務所・オスカープロモーションは、今期限りで作品を終了してほしいと要求しているという。大人気ドラマの舞台裏では、一体何が起こっているのだろうか?
『ドクターX』は2012年10月クールに放送され、平均視聴率19.1%のスマッシュヒットを記録。放送終了の時点から次回作の制作がほぼ決定しており、終了からたった1年で現在放送中のパート2がオンエアされている。米倉演じる大門未知子はフリーランスの女医で「私、失敗しないので」の決めゼリフでもおなじみだ。
「ところが米倉サイドは『もう次回作以降には出演しません』と言い切り、テレ朝の必死の説得にも応じていない状況です。米倉本人にしても、初めてといっていい大当たり役なのに、突然の物言いに局関係者も大慌てなんだとか。今クールの快進撃で、前作が“まぐれ当たり”でなかったことも証明された今、テレ朝にとって『ドクターX』は重要なキラーコンテンツになりましたからね」(テレビ局関係者)
ドラマのヒット作に恵まれれば、CMのオファーが増えたり、ギャラの単価が上がったりと、タレントにとっても良いことずくめのはず。それなのに次回作の出演を拒むのは、次のような芸能界の“しきたり”があるからだという。
「当たり役を演じ続けるというのは、先々を考えると非常に危険。同じテレ朝ドラマだと、仲間由紀恵の『TRICK』や水谷豊の『相棒』シリーズにもいえることですが、主演俳優・女優は、それ以外の作品に呼ばれづらくなるんです。『TRICK』は終了してしまったし、『相棒』だって今クールは視聴率が伸び悩んでいる。仲間にしても水谷にしても、途中で何度も降板をテレビ局側に訴えていました」(芸能プロ関係者)
米倉の申し出は戦略上当然というものの、局側としてはヒット作を簡単に終わらせられるはずもない。
「高視聴率が約束されているだけに、テレ朝だってあの手この手で慰留することでしょう。米倉と同事務所である武井咲や剛力彩芽をバーターで出演させたり、彼女たちの主演ドラマを制作したりなどもありえます。今後、米倉サイドとテレ朝の駆け引きは見ものですね」(同)
果たして『ドクターX』は今期で最後となるか、それともシリーズ化していくのか? 番組のファンが納得する形に着地してくれることを祈りたい。