元・乙女が今だからこそ読みたい、名作少女漫画『星の瞳のシルエット』
同年代の女性たちの飲み会で盛り上がる定番の話題といえば、「好きだった少女漫画」。作品名を言うだけで、「私は○○派だった!」「○巻のあのエピソードで泣いた!」などと盛り上がること請け合いです。今回ご紹介する柊あおいの『星の瞳のシルエット』は、多くの女性の心に残っている少女漫画作品の1つなのではないでしょうか?
1985~89年まで、「りぼん」(集英社)にて連載されていた『星の瞳のシルエット』。「200万乙女のバイブル」というキャッチコピー通り、本作は当時の小中学生を虜にしていました。主人公は、真面目で優等生な中学2年生の沢渡香澄。親友の真理子が片思いをしていた久住くんに、恋心を抱いてしまいます。恋か、友情か――。年を取った我々は、「そんなのうまく立ちまわって、どっちも手に入れればいいじゃない!」と頭脳プレーに走ろうとしがちですが、当時は香澄と真理子に自らを重ね合わせながら、その究極の二者択一に胸を震わせていたはず。「親友と男を奪い合って友情が破綻、逆に男と縁を切って親友との仲を再構築しようとするも、今度は嫉妬でがんじがらめに――」なんてことを、現実でやるのは体力がもちませんが、漫画でそのもどかしさだけ感じるのは一興ですよね。
もちろん、『星の瞳のシルエット』を読んだことのない人にも、本作はオススメです。第一巻の冒頭から、香澄が忘れ物をしたことに気づき、自分で自分の頭をコツンと小突くシーンや、香澄の親友・沙樹がパンをかじりながら「わ~~~っ遅刻する!!」と走るシーンが登場するなど、まさに「少女漫画の王道」を行くストーリー展開は、今の時代、逆に新鮮に映るかもしれません。
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