ファンサも特盛り! 親日家ソフィア・コッポラ&フォード・コッポラの日本通な滞在記
――海外セレブの来日プロモーション。本国ではパパラッチに追われる彼らも、日本では束の間の自由を謳歌! しかしそれゆえ、日本滞在をお世話するスタッフたちの苦労は多いんだとか。セレブの素の姿を知る関係者から話を聞き出し、コッソリお伝えする「スター☆マル秘報告書」!
オシャレ系女子に大人気の、ソフィア・コッポラ監督が来日しました。今回は、映画界の巨匠であり彼女の父でもあるフランシス・フォード・コッポラ監督も一緒です。来日の目的は、父のコッポラ監督は『第25回高松宮殿下記念世界文化賞』の授賞式典への出席で、娘のソフィアは『東京国際映画祭』に出席するため。ちょうどスケジュールが同時期だったため、「ではグリーンカーペットを父娘で歩いてもらいましょう!」ということになったんだそう。同じ映画界で活躍する父娘ですが、お互い忙しいため、ソフィアは「父、母(ママも来日)と会うのは久しぶりなのよ」と大喜びしたんだとか。
映画祭の特別招待作品『ブリングリング』(12月14日公開)を監督したソフィアは、コッポラ監督と父娘でグリーンカーペットに登場。ルイ・ヴィトンの服で出席したソフィアは、会場に詰めかけたファンのサイン攻めに懸命に対応していました。日本でも大人気のソフィアゆえ、上映された『ブリングリング』のチケットは発売6分で完売! 上映前に設けられた取材陣の撮影タイムには「写真なんて、劇場の外でパパッとやればいいじゃない。早く皆さんに映画を見てほしいわ」とカメラマンに言っていたそうです。
授賞式、舞台挨拶、取材と2日間で超多忙を極めたソフィアですが、日本が舞台の映画『ロスト・イン・トランスレーション』まで撮るほどの親日家ゆえ、滞在中は超リラックス。「取材の時の飲み物は緑茶。お茶と一緒に、とらやの和菓子を召し上がっていましたよ」(日本スタッフ)とのこと。あんこもイケちゃうというわけです。
とはいえ、ソフィアはコッポラ一家のお嬢様で究極のセレブです。来日に関して、「ホテルはパークハイアットじゃないとイヤ!」「菜食じゃないとダメ!」などとリクエストするセレブが多いだけに、ソフィアも細かくリクエストしてきたのでは……と思いきや、一切なかったそうです。ホテルも『東京国際映画祭』の六本木に近いからと、リッツ・カールトン東京を利用していたそうですよ。
一方、ソフィアの父のコッポラ監督は、『第25回高松宮殿下記念世界文化賞』授賞式に出席。代表作のひとつ『地獄の黙示録』の撮影の際に何度か来日していた監督は、定宿だった「大木戸 多満川(たまがわ)」の女将さんと授賞式で再会。女将さんは、監督が宿に置いていったタイプライターを返却しようとすると、監督はそれにサインをして女将さんにプレゼント! また会場にあった『ブリングリング』のチラシを集まった取材陣に自ら配るという地道な宣伝活動まで展開していたとか。ちなみにこの授賞式には三谷幸喜監督も招待されており、尊敬するコッポラ監督にサインをもらっていたそうです。
ソフィアも父のコッポラ監督も滞在中は忙しく、一緒にいられる時間は『東京国際映画祭』のグリーンカーペットだけ。ソフィアは映画のプロモーション、コッポラ監督夫妻は授賞式やワインの仕事で別行動。「日本で会えるのは、これで最後ね」と、ソフィアとママは映画祭でハグして別れたそうです。今度は、ソフィアの夫や子どもも一緒に、コッポラ一族でゆっくり来日してほしいものですね。