メリルもボノも! 逆ナン、略奪、純愛……一般人と結婚したセレブたち
ハリウッドでは、スター同士で恋愛し結婚する傾向が強い。パパラッチに追いかけられ、プライベートがない生活を送っている“仲間”であるから、特殊な立場や状況を理解してもらえて、居心地がよいのかもしれない。しかし、スター同士のセレブ婚は長続きしないことが多い。セレブ同士は共通点が多いが、互いに“自分”を持っており、激しくぶつかり合うことも多く、結婚生活に疲れてしまうのだろう。
一方、一般人と結ばれたセレブたちの多くは、結婚生活が長続きする傾向にある。セレブは華やかな仕事場と地に足がついた落ち着いた家庭を行き来することで、精神的なバランスがとれ、その結果、幸せな結婚生活を送れるのだろう。
今回は、一般人とゴールインし、幸せな結婚生活を送っているセレブたちを、カテゴリーごとに紹介しよう。
■ウェイトレス/バーテンダーと結婚
一部のファンからカリスマ的人気を誇るニコラス・ケイジは、2004年2月にロサンゼルスのコリアン・タウンと呼ばれる地区にあるレストランでウェイトレスをしていた、20歳年下のアリス・キムに一目惚れし、アタック。2カ月後に婚約、5カ月後に結婚式を挙げ、世間を驚かせた。ニコラスにとって4度目の結婚となるが、予想外に長続きしており、8歳になる息子と3人で幸せに暮らしている。
NYに住む男女6人の友情と恋愛を描いた人気海外ドラマ『フレンズ』のロス役で知られるデヴィッド・シュワイマー。07年、映画『ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ』撮影のために滞在していたロンドンの会員制クラブで、自分のテーブルを担当したウェイトレス、ゾーイ・バックマンに一目惚れ。ロサンゼルスに帰国直後、フォトグラファーでもあるゾーイを呼び寄せ、静かに愛を深め、10年3月に婚約、6月に極秘結婚した。2年前には長女が誕生し、温かい家庭を築き上げている。
中堅俳優として着実にキャリアを積み上げているマット・デイモンは、03年にマイアミビーチで『ふたりにクギづけ』を撮影中に訪れた大型ナイトクラブで、バーテンダーをしていたルシアナ・バロッソを見初め、交際を開始。彼女の連れ子もかわいがり、05年9月に婚約、12月にこぢんまりとした式を挙げた。その後、3人の実子に恵まれ、養子縁組した連れ子と別け隔てなく育てている。
大御所俳優のジェフ・ブリッジスは、74年に『荒野にさすらう若者たち』の撮影現場で、ウェイトレスとして働いていたスーザン・ゲストンに一目惚れし、丸一日悩んだ挙げ句、勇気を出してデートに誘ったものの、「ノー」と言われてしまった。ジェフはあきらめず、やがて2人は交際を開始。77年にゴールインし、3人の娘も育て上げ、今年で結婚36周年を迎えている。
なお、ジェニファー・ロペスも、最初の夫(97~98)となるウェイターだったオジャニ・ノアをマイアミのレストランでナンパし、交際を開始させたことで知られている。