子どもとのかかわり方はそれぞれ

全米を感動の渦に巻き込むラップも制作、イクメンセレブの子育て事情

2013/10/17 21:00
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ラップはこっちじゃない方の息子に捧げてます

 今年4月から『おとうさんといっしょ』(NHK)の放送がスタートするなど、日本でも定着しつつある父親の育児参加。イクメンタレントも増え、「子育てするパパ」が話題となることもしばしば。

 育児参加先進国である欧米では、家事はしないが子育てには積極的に参加するという父親が多い。妊娠検診に付き添い、出産に立ち会い、おむつを替えたり、病気になれば看病したり。学校のイベントにも積極的に参加するほどだ。今回は、そんな育児参加先進国から、特に子育てに積極的なイクメンセレブを紹介したい。

■デビッド・ベッカム

 今年5月、現役を引退したデビッド・ベッカムは、元スパイスガールズで現デザイナー/実業家のヴィクトリアとの間に、14歳、11歳、8歳になる息子と2歳になる娘を持つ、筋金入りのファミリーマン。子どもたちのすぐそばにいてあげたい、できるだけ多くの時間を共に過ごしたいと思うタイプで、「遊んでくれる楽しいパパ」だけでなく「よき相談相手」として子どもたちから信頼を得ているようだ。彼を知る人は誰もが、彼の献身的な父親ぶりをたたえ、子どもたちと離れ離れになると寂しそうでつらそうだと証言している。

 田舎くさいスポーツ選手だった彼は、ヴィクトリアと結婚してからイケメンとなり、子どもが増えるとともにイクメンへと進化。子どもたちと外出する姿が頻繁にパパラッチされているが、赤ん坊の頃は首や頭を手で支えながら抱っこ。幼児期には、ギュッと抱え、ホッペや額、頭にキスの嵐。抱っこできないほど大きくなると、肩や背中を大きな手でタッチ。ティーンになると肩を組むなど、子どもたちに安心感を与え、愛を伝えるボディタッチを欠かさない。


 また、三兄弟が小さい頃、言うことを聞かないためヴィクトリアが顔をしかめて怒る姿がよくパパラッチされていたが、デビッドはやんちゃな息子たちにも根気強く付き合っており、怒る姿を撮られたことはない。ちょっとした食事も作ることができ、スーパーで買い物もし、湯加減をみながらお風呂に入れてあげるなど父親として満点。父の姿を見ているので、息子たちもヴィクトリアにとても優しい。男としても、子どもたちの最高の見本になっているようだ。

■マット・デイモン

 ドル箱スターとして知られるハリウッド正統派俳優マット・デイモンも、子どもにとって何が一番なのか、じっくりと考える良き父親である。妻ルシアナの連れ子を養子にし、結婚してすぐに父親になった彼は、現在15歳になる養子と、その後、生まれた7歳、5歳、3歳(※10/20で)の実子を分け隔てなく育てている。ちなみに、子どもは全員娘。

 出演映画の合間は、100%子育てに参加することを公言しているマット。寝ている娘たちの顔に手を近づけ、ちゃんと息をしているか確かめるほど心配性なところもあり、なにかと世話を焼くタイプだという。今は毎朝、ルシアナと一緒に6時半に起床し、子どもたちに朝食を食べさせ、支度を手伝って送り出し、それから1時間夫婦でコーヒータイムを楽しむというパターンができているとのこと。妻への思いやりを忘れないのはさすがだ。

 マットの両親は彼が幼い頃に離婚したが、その後、父も母も温かい家庭を築き、彼は素晴らしい環境で育ったと告白。「親にウソをつく必要すら感じなかった」と語っており、育児において両親を参考にすることが多いと明かしている。ハリウッドスターであるにもかかわらず、ニューヨークに住んでいるのも、「子どもたちが、たくさんの人種、文化、さまざまな生活スタイルに自然に触れ、吸収する環境を与えたかったから」だそうで、「もう少し大きくなったら、自分がチャリティー活動で途上国を訪れる時、一緒に連れていきたいと思っている。母が自分にそうしてくれたようにね」とも明かしている。


■ウィル・スミス

 大統領になれるともいわれるほど国民から人気があるハリウッドスター、ウィル・スミス。俳優として活動するようになってから多忙な日々を送っている彼だが、我が子には惜しげなく愛情を注ぐ、親バカとしても知られている。

イクメンで行こう!―育児も仕事も充実させる生き方