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ケリー・オズボーン、敵視するガガから贈られた誕生日ケーキに「クソくらえ!」

2013/10/30 16:30
毒舌キャラで行くなら、ノーリスクではいられないよ

 暗黒の王子ことオジー・オズボーンと、敏腕マネジャーで米・英テレビ界のご意見番として名高いシャロン・オズボーンの愛娘であるケリー・オズボーン。彼女は、一家の日常を追ったリアリティ番組『オズボーンズ』で見せた、ストレートな性格とじゃじゃ馬ぶりで一躍人気者になった。歌手としてはパッとしない彼女だが、なにも恐れずズバズバ言う辛口ぶりが買われてレギュラーに抜てきされた、米ファッション批評番組『ファッションポリス』でのコメントが評判に。たまに毒舌過ぎるとバッシングされることもあるが、本人は気にすることなく我が道を突き進んでいる。

 そんなケリーが、奇抜で独創的なファッションのレディー・ガガを最初に批判したのは、2009年7月のこと。「彼女って、はっきり言って“バターフェイス(編註:but her face/ナイスバディーだけど、顔が残念)”よね。なんでも持っているけれど、顔だけは……ね」「レディー・ガガの曲は大好きだけど、お願いだからしゃべらないでと思っちゃう」「ベラベラとしゃべりすぎるのよ。態度も偉そうだし。だから最近、あんまり好きじゃないのよ」と、ぶった斬ったのだ。

 ケリーは、昨年2月に開催された第54回グラミー賞でも、レッドカーペットを歩かなかったガガを、「授賞式に行くのに失礼極まりない」と批判し、9月に開催されたロンドン・ファッションウィークのイベントにブルカ(イスラム世界で女性が身に着けるヴェール)を着て出演したガガを、体重の増加とかけて「妊娠してるのを隠してるんじゃない?」とブラックジョークを吐いた。

 このようなケリーのガガ批判に、ガガの忠実なファン「リトル・モンスター」たちが黙っているはずはなく、Twitterなどでケリーを攻撃。「デブ」「巨デブのサセ子」「自殺しろ」「襲われればいいのに」という信じられないような暴言を大量に送りつけた。ケリーは昨年10月に受けた雑誌のインタビューでこのことを明かし、「ガガのことは歌手としてはいいなと思うけど、彼女のファンは世界一最低。ガガはファンの暴走を止めるべきだわ」と、さらにガガを批判した。

 批判されているガガだが、今年1月に沈黙を破り、自身が立ち上げたSNS「LittleMonsters」で、ケリーに向けたメッセージを公開。「私もいじめられっ子だったから、あなたが体重のことでいじめられてたと聞いて、悲しく思っていたのよ」「でも、あなたはスリムにきれいに成長した」とし、「『ファッションポリス』で人の外見を笑いものにするのはよくない」「若い子たちに責任あるポジティブなメッセージを発信した方がいい」などと提言した。

 このガガのメッセージに、ケリーよりもシャロンがいち早く反応。Facebookで、生肉ドレスや毛皮を着る彼女を批判しつつ、「あなたのメッセージは偽善的で矛盾してるわ」と強く反論した。ガガは、すぐにシャロンに対して弁解する文章を返したが、ケリーはこの件に関して「ばかばかしくって相手なんかしてらんないわ」とツイート。母親が横やりを入れたことで冷静になったのかと思われたが、5月に再び雑誌のインタビューで、ガガのことを「イジメ撲滅なんて言ってるくせに、ファンがアタシのことをイジメてても放置する偽善者」だと批判、一体いつまで続くのかと世間をうんざりさせた。

 その後、しばらく落ち着いていたケリーだったが、29歳の誕生日を迎えた今月27日、再びガガを激しくディスり、「ここまで根が深いのか」と世間を驚かせた。

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