EXILE・ATSUSHI新曲、2万割れの初週8位! 特典商法なしの挑戦で大爆死
16日、EXILE・ATSUSHIと久石譲が「EXILE ATSUSHI&久石譲」名義でリリースしたCDシングル「懺悔」の売り上げ枚数が、悲惨なほど伸び悩んでいるようだ。EXILEといえば、AKB48の握手会商法と並んで“特典商法”が騒動になっていたが(既報)、通常版とDVD付きの2パターンという“ドーピングなし”の今回のリリースは、やはり無謀だったということだろうか?
「懺悔」は東京国立博物館(東京都台東区)で開催中の『京都~洛中洛外図と障壁画の美』のテーマソングで、ATSUSHIが作詞と歌唱を担当し、スタジオジブリ作品などで知られる作曲家・久石が作編曲を担当。「懺悔」のスペシャルサイトには「歴史的共作」「奇跡のコラボ」とうたわれていたものの、目に見える成果を挙げることはできなかったようだ。
「満を持してリリースされた『懺悔』は、オリコンデイリーランキング初登場9位、その後は最高5位まで浮上しましたが、週間売り上げが1万8,000枚の8位と惨敗。同週トップは、同日にリリースされた2PMの新曲ですが、『懺悔』は同じエイベックスの若手アイドルユニット・Dorothy Little Happyよりもランキングが下でした。ATSUSHIは今年5月、ピアニスト・辻井伸行との共作『それでも、生きていく』を発表しましたが、初週週間売り上げは2万3,000枚で3位だったので、やはり今回は散々な結果といっていいでしょう」(芸能ライター)
今年のシングルCD売り上げ枚数見ると、上位はAKB48関連グループと嵐、そしてEXILEがトップ10を全て占めている。「AKBと嵐、EXILE以外のCDは売れない」というのが、昨今の日本音楽業界の現状といわれるほどだが、それもやはり“商法”あってのことだろう。
「EXILEは、今年4月発売のシングル『EXILE PRIDE~こんな世界を愛するため~』で、ライブチケットにCDを付属させるという、抱き合わせ商法のような荒ワザで売り上げを伸ばしたと、ネット上で騒動になりました。またメンバーの写真付きミュージックカード、さらには全種コンプリート特典にフォトアルバムをつけるなど、アイドルさながらの商法まで行っていることも判明。同シングルは、現在までに100万枚の売り上げ枚数を記録していますが、ネット上では『AKBよりひどい』と批判の声が挙がっていました」(同)
こうした“ドーピング”に頼ることなくリリースされた「懺悔」だったが、結果はギリギリトップ10入りという大爆死。ファン心理に付け入るかのような商法に頼ることなく、正々堂々と勝負したATSUSHIには、逆に同情が集まってしまいそうだ。