ダルビッシュ有の弟逮捕、相次ぐ身内トラブルに、戦々恐々の芸能プロ増加?
芸能人の“身内”がトラブルを起こすケースが相次いでいる。今月15日、ダルビッシュ有と松雪泰子と実弟が、それぞれ傷害事件で逮捕されたことが明らかになった。つい先日も、みのもんたの次男が窃盗容疑で逮捕されたことにより、みのが番組出演を自粛するという事態に追い込まれたが、こうしたケースは芸能人にとって非常に扱いに困る事案のようだ。
ダルビッシュの弟で自称スポーツマネジメント業のダルビッシュ翔容疑者は、知人の19歳の少年を殴るなどしてけがを負わせ、傷害の疑いで逮捕された。この件に関して、ダルビッシュ本人はいまだコメントを発表していない。一方で松雪の弟、歌手の松雪陽容疑者はタクシー運転手と口論になり、運転手に暴行を加えた後に車体を蹴り、傷害と器物損壊容疑で逮捕された。松雪は即座に「この度は、弟の事で多大なご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした」という謝罪コメントを発表した。
「こうしたケースは、タレント本人とは一切関わりがないだけに、対応は非常にデリケートです。完全にスルーするのか、謝罪コメントや会見を行うのか、またみののように“開き直り”に見えないような態度にならないかなど、本人だけでなく周囲のスタッフも非常に頭を抱えると思いますよ」(芸能プロ関係者)
近年でもローラの父親が詐欺容疑で国際手配されたり、次長課長・河本準一は母親が生活保護を不正受給していた疑惑が報じられ、活動休止に追い込まれた。また中には、家族が死亡事故を起こしてしまったケースも存在している。
「能年玲奈の父親が、今年2月に死亡事故を起こしていたことが『週刊新潮』(新潮社)によって明らかになりました。報道時は『あまちゃん』(NHK)の放映期間中だっただけに、能年の事務所関係者はなんとか記事が広まらないよう、対応に負われていました。また、アーティストの八反安未果の妹は、飲酒運転をしていた男性の車に同乗しており、ひき逃げ事故を起こした上に逮捕されたという事件も。八反は謝罪コメントを発表した後、半年ほど活動を休止する事態となりました」(週刊誌記者)
もし家族に“要注意人物”がいるのであれば、普段から注意しておくことも可能だが、事故などの場合は防ぎようもないだけに、前出の関係者は「もし自分の担当しているタレントが巻き込まれたらと考えるだけで、とても恐ろしいです。最近、身内トラブルが多いので、戦々恐々としている芸能プロも増えているのでは」と声を潜める。まさに有名人ならではの苦悩だが、こうした事態が少しでも発生しなくなるよう、本人やスタッフは日々試行錯誤を続けているようだ。