芸能
ゆるキャラ内部告発

大手広告代理店や日本テレビと結託する、「ゆるキャラ」の黒い背景

2013/10/15 11:45
『ゆるキャラグランプリ2013』公式サイトより

 2007年にひこにゃんがブームになったのをキッカケに、全国的なブームとなったゆるキャラ。現在もくまモン、ふなっしーなどが人気を集めているが、そんなブームに目をつけて、大手広告代理店などが参戦し始めているという。

「10年から始まった『ゆるキャラグランプリ』は、1位になると一躍全国区の活躍ができるので、どこの自治体も1位を狙って猛アピールしています。そんな中、現在1位を独走中の『出世大名家康くん』には大手広告代理店がついており、1位も代理店の頑張りの結果ですよ」(芸能ライター)

 「家康くん」の代理店関与のうわさは、東京都北区の非公式ゆるキャラ・きたパンくんがツイートしているためすでにネットで広まっているが、関係者によると手を貸しているのは電通ではなく博報堂だという。

「業界人じゃないから広告代理店=電通と思ったのかもしれませんね。博報堂の人間が『家康くん』のプロモーションで各マスコミを回っているから間違いないですよ。何でも既にCM出演も決定しているとか。その際『ゆるキャラグランプリも1位がキープできそうですし』と組織票を匂わす発言もしていたそうです」(テレビ局関係者)

 地域活性化を目的とする町おこしとして06年にスタートした『B-1グランプリ』も、1位に輝くと数十億円、数百億円の経済効果が期待されるとして、こちらもすでに関係者やマスコミへの接待が激化。半ヤラセのような状態だという。

「ショッピングモールに客を奪われ、シャッター商店街が増えるなど地方は瀕死の状態。それだけに、観光客誘致のためグルメやゆるキャラで一発当ててやろうという自治体は多い。また同じく、キャラクタービジネスは金になるため、大手広告代理店もゆるキャラには目をつけていたので両者の思惑が一致したんでしょう。くまモン、ふなっしーも権利の一部を日本テレビが押さえてからテレビ露出が増えましたからね」(前出のテレビ関係者)

 企業のマスコットと違い、ゆるくどこか憎めない感じが愛されていたゆるキャラ。しかし、その背景は地域活性よりもビジネスの算段に励む人間がうごめいているようだ。

最終更新:2013/10/15 11:45
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