カルチャー
「男ウケとか関係ねーし」だったはずのギャルが、清楚系に続々転身の謎
2013/10/11 20:00
『Popteen』(角川春樹事務所)は、今年で創刊から33年を数える老舗のファッション雑誌です。ちょうど今月(11月号)は「33周年」の記念号、ということで手に取ったのですが、当連載開始以来最も面白いものに出会ってしまった気がします。当方、普通のアラサー男性会社員ですから、そこで感じた面白さには「最近の女子高生のファッションってこんな感じになっているんだ~」という、端的に言ってオジサン的関心が含まれているわけですが、かつてはギャル雑誌の殿堂として鳴らした『Popteen』の内容の変化には驚きを禁じえませんでした。
肌を焼いて、目も髪も盛りまくった「ギャル」のイメージはどこに行ってしまったのか。ギャルの「盛り」文化の名残は、ピンクのショートヘアーに舌ピアスが目立つ小堀美茄冬さん(みにゃとっち)にわずかに感じられるだけで、誌面を飾るモデルたちが身を包む衣装は、ギャルというよりはガーリーな印象を与える物ばかり。『Popteen』よりも少しターゲットの年齢層が高めのいわゆる「赤文字系雑誌」で取り上げられるファッションとあまり変わりがないのでは……?
最終更新:2013/10/11 20:00