嵐・二宮和也、「結成記念日は大事に思ってない」発言の衝撃と真相
11月から、NEWアルバム『LOVE』を引っさげて全国5大ドームを回るツアーが始まる嵐。先月の9月15日にグループ結成14周年を迎えた。この記念すべき日の前日に『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)が生放送され、ファンたちは「結成14周年について、メンバーが何か言及するのでは?」と盛り上がりを見せたが、残念ながらメンバーの誰もこの話題には触れず、放送は終了した。
これに対して、二宮和也のラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)には、リスナーからの「『(嵐に)しやがれ』の後に、結成記念日で何かお祝いなど、会話を交わしたりしましたか?」と質問が届いたのだが……
「まったくしてない! 周りからも言われてない。『しやがれ』だったらJ Storm(嵐の所属レコード会社)の人もいたよね。誰からも言われてない。でも結成記念日はあんまり大事に思ってなくて」
と、番組放送終了後も特に何もなかったことを告白。1999年、ハワイの豪華客船上で行われた嵐の結成会見は、今でもさまざまな番組で映像が流され、印象に残っているファンは少なくないはず。特に、ジャニーズJr.時代から応援していたファンは、結成日に強い思い入れがあるだけに、本人たちが至って冷静なことに、衝撃を受けたのではないだろうか。
今となっては国民的アイドルといわれる嵐だが、かつてはメンバー5人中3人が、ジャニーズ事務所を辞めようと思っていたことがあると、何度かメディアで暴露している。
櫻井翔は「高校卒業と同時にジャニーズを辞めて学業に専念したい」、大野智は「イラストを描きたい」、そして二宮は「アメリカで裏方や演出の仕事を学びたい」という思いをおのおの事務所に伝え、退所したいと願い出ていたが、ジャニー喜多川氏の策略で半ば強引に嵐が結成されたという。
そんな経緯があったことから、ファンとしては「いまだにメンバーは、嵐結成に対して何か思うところがあるのでは?」と勘繰ってしまうが、メンバーにはメンバーなりの“記念日”があるようだ。
「デビュー日は11月3日(CDメジャーデビュー日)だね、っていうのでいいと思ってんの。(結成日は)活動してないからね、発表しただけで。(中略)なんだろうね。あんまり(結成日って)祝わないもんなんじゃない? ほかのグループわかんないけど、(CD)デビュー日なんじゃない?」(二宮)
かつて退所を考えていた櫻井も、『ひみつの嵐ちゃん!』(TBS系)で、「嵐を辞めたいと思ったことはないか?」という質問に対し、嵐の初コンサートでたくさんの人が応援してくれているのを知ったと語り、「嵐になって辞めようと思ったことは一度もない。嵐になる前はあったけど、嵐になったことで辞めようと思うことはなくなった」と宣言したことがある。嵐のメンバーは、曲のリリースやコンサートといった、ファンに向けての活動を通して、自分が嵐の一員であることを実感していったのかもしれない。
9月に行われた『アラフェス』のセットリストに関して、一部の古参ファンから「2008年以降の曲ばかりで物足りなかった」「古いファンのことはどうでもいいのか」といった批判が出てしまったが、嵐メンバーは今もCDデビュー日や、古いファンのことを大切に思っているようだ。まもなく来月には、二宮いわくの“デビュー14周年”を迎える嵐だが、今後どうファンを魅了してくれるのか期待したい。