今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

ナチュラル・ボーン・クリミナルの父として、今みのもんたが受けるべき制裁

2013/10/04 21:00
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「口説きながら麻布十番 duet with みのもんた(TypeA)」/ユニバーサルミュージック

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎そこに金があるから
 「金があるなら取ろうと思った」か。「そこに山があるから」って登山家みたいな自然な物言いであるな。ナチュラル・ボーン・クリミナルな次男の自白後、動きを見せていないみのもんたであるが。『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)では「さぁお待たせ致しました! ドーンと2時間スペシャル! 7年目に突入しても尽きることなく、カミングアウトのお時間です!!」って、全部オレの手柄みたいな物言いしてたけど。そろそろ「この収録は〇月○日に行われたものです」って出るかもしれんな。次はモザイクがかかるようになって。いや、その前に、首にCGで鈴が付けられるかもしれない。それでも粘るなら、今度はクロマキー処理、音声も加工だ。ラジオは頭からずっと放送時間いっぱい読経で。
  
 もう完全に、クビにしたい業界側と、死んでも辞める気のないみのとの、せめぎ合いのセメント勝負になってきてるな。それはそれでちょっと面白いけど。とりあえず『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系)留守中のメインキャスターには、三田佳子を就任させたらどうかな。その後の良質なマイクパフォーマンスが期待できる、いい挑発だと思うんだが。しかし三田佳子は、意味をまったく考えずに快諾しそうだ。

◎半蔵門に行く資格なし!
 『5時に夢中!』(TOKYO MX)に生出演していた、「自称二郎芸人」しずる・村上。やはり攻めのMX、タイムリーな人間を出してくるなぁ、と感心してたら、最後まで「ラーメン二郎」にひとっことも触れず。水曜コメンテーター美保純と飲み仲間で、いつもカッコよく帽子被ってて、あ、今日は被ってこなかったんすけど、って話して帰ってった。なんだそれ。話題にもできないほどデリケートな状態ってことか。しかし、そこを何とか工夫して爪痕残すのが『5時に夢中!』に出るってことなのに。覚悟がないヤツは半蔵門行くな。笑いより裁判を優先するヤツは芸人やるな。次は法廷で会おう。

◎可愛がる気力すら沸かない奴ら
 時間を繰り上げ夕方4時前からスタートとなったTBS『Nスタ』。時間が余っちゃって余っちゃって、スカスカに作らないとどうにもこうにも、って言いながら放送されても。って言ってないけど。でもそう聞こえる。空耳か。

 特にアタマの方の、新人アナウンサーを登場させるコーナー。噛むわ段取り覚えてないわアドリブ効かないわ。逆に何ができるのか教えてほしい。そんなレベルの人間をテレビで使うな。「愛玩」的なところを狙ってるんだろうが、そんな温かい気持ちの入り込む余地もないほどの稚拙さ。「新人研修中です」って若葉マークさえつけさせれば、何でも微笑ましいで済むと思うなよ。まだおしっこシートでおしっこできないような子犬はケージから出すな。ハウス。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。


最終更新:2019/05/22 16:36