「マスコミから質問途切れ」AKB48じゃんけん大会、松井珠理奈の寂しい優勝会見
18日に日本武道館で行われた『AKB48 34thシングルじゃんけん大会』。SKE48・松井珠理奈が初の単独センターを勝ち取ったが、フジテレビでの生中継の視聴率は7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、同時間の他局と比べても惨敗の結果。世間のAKB熱の冷め具合が明らかになった。
「今回はマスコミの熱も低めでした。今年6月の選抜総選挙には、海外メディア含め100以上の媒体が取材に来ていましたが、今回のじゃんけん大会に集まったのは約40媒体。一応、主催側は『今回は、こちらからお声掛けをさせていただいた媒体のみ入れているので』と、取材陣の少なさについて説明をしていましたが、盛り上がりにかけていたのは事実。総選挙で1位に輝いた指原莉乃の囲み会見は、質疑応答が途切れないほどだったのに、珠理奈の会見はマスコミから質問がすぐ途切れ、約数分で終了してしまいましたからね」(ワイドショー関係者)
マスコミ陣の熱をさらに下げてしまったのが、撮影した写真使用についての制約だったという。
「フジテレビで生中継をしている関係からか、『大会中の写真の解禁はすべて終演後で』と本番直前に主催側からアナウンスされました。じゃんけん大会の見どころである、メンバーのコスプレ姿を速報で掲載したかったであろうネットメディアからは、ブーイングも出ていましたね」(ワイドショー関係者)
今回のじゃんけん大会は、ネット上でも炎上騒ぎになっている。前回、島崎遥香が全戦チョキで優勝したのに続いて、珠理奈も全戦パーを出し続けてセンターを勝ち取ったことから、“八百長説”が噴出。フジの中継が始まる前の午後6時30分頃、2ちゃんねるに「珠理奈センターおめでとう!」、「パーだけで勝ち抜くとかほんと運営に愛されてますね」などといったコメントが投稿されていたこともネット上で拡散され、物議を醸した。さらには、小林よしのりや吉田豪ら著名人が、八百長疑惑に反論するなど、まさに本家じゃんけん大会より白熱している。
「マスコミ席でも、3回戦あたりから『珠理奈、パーだけ出してない!?』と気付き始め、騒然となりました。『このままパーで優勝しちゃうかも』と、冗談交じりで言っていたんですけど、まさか本当にそうなるとは……」(同)
ファン同様、今回の出来すぎた試合結果に驚きを隠せなかったというマスコミ陣だが、珠理奈のセンター決定の瞬間は、「安堵の声も漏れていた」(週刊誌ライター)ようだ。
「選抜の16人が出揃った時点で、マスコミ席では『珠理奈がセンターにならないと、話題的にきついのでは?』という心配の声も出ていましたね。16人中12人が初選抜で、一般的にはほぼ無名の子たち。センター決定の瞬間は『とりあえず珠理奈でよかったんじゃない』という安堵感に包まれていました。まぁ、囲み会見でマイクを持つテレビディレクターは、新聞のAKB担当記者と違って、メジャーなメンバーの知識以外はほとんど持ち合わせていないようでしたから、それでほっとしたというのもあるんでしょうね(笑)」(週刊誌ライター)
意外なところで、珠理奈のセンター決定が喜ばれた結果となったが、今回の八百長疑惑へのバッシングはまだまだやみそうにない。ジリ貧といわれるAKB、果たして珠理奈をセンターに迎えるシングルの売り上げはどうなるのだろうか。