徳光和夫も「子育て失敗」!? みのだけじゃない、不肖の次男が生まれる構図
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第190回(9/13~17発売号より)
“トンデモおばさん”曽野綾子の「出産したらお辞めなさい」とのトンデモ発言が話題を呼んでいる。先日、女性出版関係者たちとこの話題になった。「曽野文章を掲載した『週刊現代』や、版元である講談社の女性社員が最初に率先、実践して会社を辞めればいい」。講談社は高収入、高福利厚生で知られる大手出版社サマである。出産、育児休暇も充実しており、出産しても復職している女性が圧倒的だ。こんな文章を掲載した企業の一員として、彼女たちはどう思い、どう対処するのだろうか。
1位「舅・徳光和夫 『親バカ』に次男の嫁がキレた!」(「女性セブン」9月26日号)
2位「蒼井優 三浦春馬を追っかけ!『ひとつ屋根の下』」(「女性セブン」9月26日号)
3位「メタボ……? 草なぎ剛のお腹が“でっぷり”!」(「女性自身」10月1日号)
大物キャスター次男の不祥事が! いや、現在巷でうわさのみのもんた次男ではない。大物キャスターでも、今回は徳光和夫の次男のお話だ。徳光の次男といえばフリーアナウンサーとしても活躍する徳光正行41歳である。名前だけではわからないかもしれないが、顔を見れば「ああ!」と思い出すだろう。父・徳光を上回る、いかにも人が良さそうなお坊ちゃま顔の息子である。そんな正行は結婚して3年の妻がいる。同じくフリーアナウンサーの実鈴30歳だ。その実鈴が、舅である徳光パパを“公開告発”したというのだ。
記事によれば実鈴が噛みついたのは、9月2日放送された『私の何がイケないの?』(TBS系)。共演した徳光パパに「夫がダメなのはお義父のせいだ」と噛みつき、徳光パパの“過保護”“親バカ”ぶりを暴露したという。例えば、高級プレゼントの数々や現在でもお年玉をもらっていること。実家の掃除を手伝えばお小遣いをもらえる、などなど。だが、正行はそれを当然だと思うばかりか「それが息子の仕事」だと開き直る。しかも、お坊ちゃまの正行は仕事がなくても売り込みにも行かない――。妻としては確かに不安だ。そして夫を生み出した徳光パパの意識改革こそが必要だと。これに対し徳光パパは、唖然呆然だったらしい。
もちろん嫁の方も、テレビ番組ということもあり“笑える”程度には配慮しただろう。嫁舅の関係にひびが入らない程度に。だがそこには大物著名人の子育ての難しさ、そして大物著名人を父に持つ息子の難しさが凝縮されていて興味深い。
今回このネタを取り上げたのは、もちろんみのもんた騒動があったからだ。31歳にもなった息子の不祥事の責任を負わざるを得ない大物父親・みのもんた。そして41歳にもなった息子の嫁に、「子育て失敗」をテレビで公開指摘されてしまった大物舅。先週の「週女」でも、大物作曲家の小林亜星が次男の嫁に、「DVを繰り返す夫を育てた小林は親失格」と告発された。こちらの次男は52歳とさらに“大人”であるが、次男という共通項は興味深い。
生まれた時から父親は有名で裕福、周囲は親の威光もあり子どもたちもチヤホヤする。しかも、大物の父親は多忙で不在がち。それゆえ子どもに甘くなり、請われるまま金を与えてしまう。そして勘違い子どもの一丁あがりである。もちろん、きちんと教育する大物も多いだろう。だが、長男にはその意識が強くて厳しく育てるも、次男になると甘くなる――。そんな構図が浮かび上がる(そういえば三田佳子の覚せい剤息子も次男である)。次男は不肖のダメ男になりがちか。
だが、やっぱり違和感がある。30を過ぎた息子の責任を親が取らなければならないのか。嫁にまで怒られなくてはならないのか。それが日本の文化なのか。今回の嫁・実鈴告発はテレビ番組上のネタの部分も大きいだろうだろう。嫁にしても舅から援助されたであろう2億円の豪邸に住んで、その恩恵を夫と一緒に受けているわけだしね。
今回の徳光一家のケースは、犯罪やDVに関係したものではない。働く意欲に乏しいお坊ちゃま夫をどうにかしたいとの妻の心情は共感できる。深刻ではない分、笑いもある。そういえば次男・正行に一度酒席でお会いしたことがある。礼儀正しく、腰も低い。そして会話は豊富でいろんなことを知っていた。メディアの裏事情やサブカルにも精通している。とっても感じの良い、そして楽しい人だった。しかしおそらく、成りあがり志向はまったくない。ガツガツしていない。ソフト。でも妻の立場からしたら、それが頼りないのだろう。時世柄、なんともタイミングのよいダメ次男考察ネタであった。頑張れ、不肖の次男坊!!
肉食女子・蒼井優にまたまた熱愛発覚である。お相手は今をときめくイケメン若手俳優・三浦春馬である。5歳年下! そしてまたまた共演者喰いである。