"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第189回】

石原真理、母娘そろって「出て行ってほしい」! 近隣住人が露わにした嫌悪感

2013/09/10 21:00
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「週刊女性」9月24日号(主婦と生活社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第189回(9/5~10発売号より)

 2020年東京五輪決定! 結構驚いた。汚染水問題がネックとなり、選ばれないと思っていたから。でも、これで世界からも福島原発処理への厳しい目が注がれ続けることになるのは、結構なことだ。東電も政府もヘタなことはできないだろう。隠蔽も発覚したら大問題だ。一方で、だからこそ隠蔽も徹底して巧妙になるのではとの危惧も持つ。安倍首相は「完全なるコントロール」発言の責任を取れるのだろうか。

1位「石原真里 実母ひとり暮らしアパートでひっそり暮らす『ふぞろいな母娘』」(「週刊女性」9月24日号)
2位「安藤美姫 “夫”が愛の巣から叩き出された!」(「女性セブン」9月19日号)
3位「『小林亜星は親失格!』 淫行で逮捕 息子の妻がDV被害を告白」(「週刊女性」9月24日号)

 久々に登場! “プッツン女優”として、数々の騒動を巻き起こしてきた石原真里である。真理子、真理絵と改名を続け、今は真里らしい。そんな石原の奇怪な近況を「週女」が報じている。案の定、その内容は全盛期の石原を知る者にとっては、あまりにも哀しい。

 「週女」によると、現在石原はかなりの苦境に立たされているらしい。フィリピンで事業を興したが失敗し今年夏に帰国、下町の築44年という都営住宅に住む実母(81)の元に身を寄せているらしい。しかし、母娘の生活は安らぎとは程遠いものだ。連日のように親子喧嘩を繰り広げる、しかも夜中にも。時には「ババアなんか倒れても、死にゃしねえんだよ!!」「ババア、来いよ! この嘘つき!」と石原が怒鳴り、母が「殺される~」と素足で家から飛び出すことも。


 だが記事を読んで驚くのは、石原母娘が近隣住人たちに相当嫌われているという点だ。上記の喧嘩の一部始終は同じアパート住人から寄せられた情報で、そのトーンは「本当に迷惑な親子」というもの。そして石原以上に、高齢の母に嫌悪感を抱いていることも注目に値する。住人の証言によれば、老母がこの老朽アパートではなくタワーマンションに住んでいると、最近知り合った人には吹聴していること、石原の存在を「親戚の子」と言い張っていること、自ら立候補して自治会長をしているが自治会費の横領疑惑まで存在することなど、しゃべるしゃべる。さらに住人の間から飛び出たのが家賃詐欺疑惑だ。高齢者が生計を支える世帯は都営住宅の家賃が減免されるが、娘が一緒に住んでいるなら不正ではないかと、これまた住人が“チクッて”いるのである(住宅公社によれば「申請しないのはよろしくない」程度のものらしいが)。

 これらは巷で繰り広げられるご近所のうわさ話、嫌いな人への悪口である。井戸端会議ね。しかし、娘が有名人なのでマスコミに“チクって”憂さを晴らしたい、そんな印象さえ感じる。ご近所トラブルは怖い。81歳の老婆に向かって「親子で出て行ってほしいですよ」(住人)とのコメントに至っては、悪意さえ感じるものだ。石原がかなり変わった女性なのは認める。しかし苦境に立たされた親子を同じ都営住宅の住人が追い出そうとするご近所心理――。都営住宅、貧困の闇を感じた興味深い石原真里の近況記事だった。

 追記。石原の近影撮もデカデカと掲載されているが、帽子とマスク姿で一目では石原とはわからない。こうした写真を見るたび本人だと見抜いた記者やカメラマンの眼力には敬服します。

『ご近所の悪いうわさ 2013年 02月号』