JUNONボーイ・佐野岳が映画初出演、「ハッとした」共演者・イッセー尾形の言葉
2011年、JUNONスーパーボーイ・コンテストでグランプリに輝き、芸能界デビューを遂げた佐野岳くん(21)。テレビや舞台、さらに数々のスポーツ番組で、抜群の運動神経を披露している佐野くんは、今年大ブレイクが予想されている注目の若手俳優です。そんな佐野くんが、この秋、映画で初主演を果たしました。
映画『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』は、同名小説を映画化した青春ロードムービー。佐野くんが演じた主人公・香月和也は思春期真っ只中の17歳で、自分の居場所を探し、日常の中で些細な嘘を重ねてしまうという今ドキな男子高校生です。本作では、些細な嘘が原因で始まった、生まれて初めての一人旅の中、旅先で出会った大人たちに影響を受け、成長を遂げる和也の姿が描かれています。
今回は、映画公開を直前に控えた佐野くんに映画に込めた思いから、プライベートなお話までた~っぷり聞いてきちゃいましたよ!
――映画初主演おめでとうございます!
佐野岳くん(以下、佐野) ありがとうございます!! 主演が決まった時はめちゃくちゃうれしかったですね。うれしすぎて緊張が吹き飛んじゃったくらいうれしかったです(笑)。
――佐野くんが演じた、主人公・和也はどんな少年だったのでしょうか?
佐野 クラスメイトに「東京に行ったことがある」と嘘をついてしまい、それがバレたくない一心で、本当に東京に一人旅にでかけてしまう……という男の子でした。些細な嘘ばかりつく和也に、最初は「この子、あんまり好きになれないな……」って思ってしまいましたね。ひねくれているし、もっとしっかりしろよってイライラしてしまったシーンも(笑)。でも、演じる上で彼の印象を変えようとは思いませんでした。台本を読んでいくうちにわかったのですが、彼が嘘をつくにはちゃんと理由があって、それを知ったら憎めなくなってきたんです。人に嫌われたくないって感情を持ってるし、嘘をつくのも友達を大事にしたいがため。自分の和也に対する印象を、見てくれる人にもそのまま伝えられればな、と。最終的には、一人旅を通して急成長を遂げた和也を、「羨ましいヤツだな」と思えるようになりましたね(笑)。
――杉田かおるさんやイッセー尾形さんなど、旅の途中で出会う大人たちを演じた共演者の方々は、個性派役者さんが勢ぞろいでした。撮影現場でのエピソードを教えてください。
佐野 休憩中に、杉田さんから「ちゃんとご飯食べなさいよ!」と言われたことが印象に残っていますね(笑)。あと、トラック運転手役のイッセーさんのことは忘れられないです。アドリブが多くて、その度に笑いそうになってしまって大変だったんですよ。でも、そのおかげで、和也として自然な反応ができたのかなって感謝しています。実は、トラックの中で寝るシーンは、イッセーさんのアドリブに素で笑ってしまって。NGかなって思っていたんですけど、そのまま使われていました(笑)。