タバコをどうやめさせるか、説得の仕方に相手の本性が見えてくる
――玉石混交のネットの海で、下衆なエピソードだけを収集・観察する奇跡のヲチャーHagex。彼がセレクトした、某橋田壽賀子ドラマよろしく、読むとゲッソリする……いや人生のトラブルシューティングとしてためになるエピソードを紹介。
宮崎駿監督の最新映画『風立ちぬ』、みなさんはもうご覧になられたでしょうか? まだ私は見ておらず、インターネット上の感想や議論を眺めていると「私も参加したい」とウズウズします。そんな話題の映画『風立ちぬ』に対して、医師らでつくるNPO法人「日本禁煙学会」が、2013年8月12日付で「劇中で喫煙シーンが多く、未成年者の喫煙を助長する」と喫煙シーンへの要望書をスタジオジブリに送り、話題になりました。しかし、これに対して8月15日に「喫煙文化研究会」(代表者は『ドラゴンクエスト』の音楽で知られる、作曲家すぎやまこういち氏!)という団体が、「風立ちぬの舞台となった時代は男性の喫煙が当たり前だった」「表現の自由は憲法で認められている」という反論を発表。
肝心のスタジオジブリはコメントを出していませんが、場外乱闘が盛り上がってきました。宮崎監督自身はヘビースモーカーなので、「日本禁煙学会」の要望は屁とも思ってないことでしょう。私自身はタバコ嫌いで、自分の日記でアンチタバコ活動(笑)をしていますが、芸術作品にまでクレームをつけるのは間違っている気がします。
さて、インターネットでは「喫煙者と非喫煙者の戦い」は定番のバトルです。以前は拮抗していたのですが、最近は時代の流れもあり、喫煙者がやや不利な状態になっています。今回は単なる喫煙者と非喫煙者の争いでなく、私が得意とする2ちゃんねるの家庭板関連に投稿された、喫煙にまつわるエピソードを取り上げてみました。
<「男はいいんだ」という無意味な言葉>
百年の恋も冷めた瞬間!★152年目
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1372829603/
投稿者は数年前までタバコを吸っていましたが、今はやめた身。しかし、ガラス工芸をやっている友人から誕生日プレゼントでもらった友人手作りの灰皿と、喫煙以外に使うためにライターを一個とっておきました。ヘビースモーカーの彼氏ができ、自宅にやってきたので、灰皿とライターを出したら「女性の喫煙がいかにダメか」を延々と説教をされました。「1日に3箱も吸う人に喫煙の害について文句を言われたくない」と反論すると、「男はいいんだ」と反論され、冷めて別れてしまいました。
<だからヤダって言ったのに>
旅行に一緒に行けば、友達の本性がわかる Part15
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1307269008/
男女の仲良しグループで旅行に行った投稿者(女)。男性グループと女性グループに分かれて部屋を取る計画だったのですが、投稿者は喫煙者&いびきが激しい。自腹でシングルルームをとろうとすると、女性陣から「みんなで旅行をしているのに一人部屋はおかしい」と反対されます。いびきも喫煙も気にしない男性の部屋に泊まろうとするも、その男性たちは「女として見てないからOK」と言ってくれたにもかかわらず、女性陣が「男女同室は変だ」と反対されます。仕方ないので、結局女性と一緒に泊まることに。しかし、旅行から帰ったら同室の女性に「あの子は、しょっちゅう喫煙室に行くから1人で寂しかった。そしていびきがすごい」と陰口を言われ、女性陣から叩かれしまいました。