「ファンでいるのがバカらしい」キャバクラ、風俗で働くジャニオタの目的
駅待ち禁止、同電禁止(同じ電車に乗らない)、夜10時以降のオリキ禁止といったルールを真面目に守り、全ステ(ツアーの全日程に行くこと)を夢見るファンがいる一方で、それらのルールを一切守らない“やらかし”と呼ばれる仁義なきジャニオタが増加しているという。
「伝統的なオリキの数が減って、ファンの組織力が弱まっていることも原因の1つ。さらに、ジャニーズタレントの私生活に近づけそうな隙が見え、ファンでいることがバカらしくなってきたという側面もある。ルールの守りがいがないと感じるファンが、タレントと個人的なつながりを持とうとして、追っかけをエスカレートさせていってるんです」(芸能記者)
真面目なファンには苦々しい話だが、会う気になれば会えてしまう、そんなジャニタレの敷居の低さもやらかしを増長させる一因になっている。
「山下智久や錦戸亮など、かつての赤西軍団しかり、六本木のクラブやバーに出没するジャニーズタレントは枚挙にいとまがない。KAT-TUN田中聖にいたっては、六本木好きが高じて会員制バーまで出してしまった。建前的には兄弟が経営する店ということになっていますが、客の半数はジャニオタで占められています。ちょっと六本木の夜に通じていれば、どのクラブやバーにジャニタレが来るのかは知ることができます」(同)
そうなれば、「夜遊びするジャニタレとつながりたい」と願うファンが現れてもおかしくはない。六本木の老舗クラブCのキャバ嬢は、「業界人とつながれば、ジャニタレと会える機会なんてゴロゴロ転がっている」と語る。
「プライベートではガチガチのジャニオタというキャバ嬢は、ほんとに多い。うちの店にも結構います。でも、ジャニオタは客ウケが最悪なんで、みんな店では隠してますね。特にジャニーズに近い業界関係者にはバレないように気を使ってる。ファンだとバレると警戒されて、飲みの席に呼ばれなくなるので、むしろまったく興味がないふりをしてる」
業界関係者に近づくためなら枕もいとわない。こうして、ようやくジャニーズタレントのいる飲み会に参加できた暁には、なりふり構わず猛アタックし、お持ち帰りされることに全力を注ぐのだという。ちなみにジャニオタのキャバ嬢のほとんどは、ジャニーズであれば誰でもOKというのがほとんどだそうだ。さらには、風俗嬢に身をやつして、ジャニーズタレントが来店する日を待つ者もいるようだ。
「素人やファンに手を出して厄介なことになるより、プロに任せたほうが事務所としても管理しやすいですからね。客の秘密が漏れにくい、事務所の半公認ホテトル、デリヘルがいくつかあるんです。NEWSのT君なんかも、かつてはハイペースで使っていましたよ」(赤坂の某風俗グループオーナー)
ジャニーズに会うために何店もの風俗店に面接に行き、さりげない会話から客にジャニーズがいる情報を入手し、これらの風俗店に籍を置く。「ジャニーズに抱かれた」という事実が彼女たちにとってのステータスとなっているようだ。
ジャニタレの自宅前を張り込んだり、ポストの郵送物を盗むといったヤラカシや、本人に直接金品を与える「貢ぎ」とも異なる存在の彼女たち。ジャニーズの輝きに惹かれて夜の街で働くファンの存在もまた、ジャニーズの闇なのかもしれない。