「『情熱大陸』出たい」「取材費数百万ほしい」林真理子の“野心”に出版社涙目?
1982年発表の処女作『ルンルンを買っておうちに帰ろう』(角川文庫)が大ヒット、以後、『美女入門』(マガジンハウス)などの女性向けエッセイや、『anego』(小学館)『下流の宴』(毎日新聞社)といった小説なども執筆している、人気作家・林真理子。最近では、自身の半生を振り返りながら、“野心”の重要性を説いたエッセイ『野心のすすめ』(講談社現代新書)がベストセラーとなり、大きな話題を呼んでいるが、関係者の間ではこんな悪評がささやかれているという。
「とにかく我が強い上にお金が大好きな人で、編集者ウケもすこぶる悪いんです。最近、『情熱大陸』(TBS系)に出演しましたが、それも番組側からのオファーではなかったとか。多数の作家が出演しているのを見て、林が『私も出たい!』と大騒ぎし、出版社に無理やり出演を取り付けてもらったと言われています。執筆活動にしても、確かにベストセラーを出していますが、売れるのはエッセイばかりで、近年の小説はほとんど初版部数をさばききれずにいます」(出版関係者)
特に、出版業界ではその女帝ぶりを発揮しているという林だが、近年はこんな“勘違い発言”を連発し、これまた各出版社の担当編集者を困惑させているという。
「何を勘違いしてしまったのか、『沈まぬ太陽』(新潮社)などで知られる作家・山崎豊子に憧れているようで、『私も山崎さんみたいな小説を書きたい』と方々で話しているそうなんです。山崎さんは多額の取材費を使って作品を書く作家なんですが、彼女はそのほとんどをポケットマネーで賄っている。しかし林は、出版社に数百万単位の取材費を請求する上に、結局初版もさばけないという体たらく。その姿勢からして、山崎さんになれるわけがない。関係者の評判を落とすばかりですよ」(同)
林の強すぎる“野心”は、編集者にとっては厄介なものでしかないのかもしれない。