『ガッチャマン』大コケ! 加熱する剛力彩芽批判に、制作側の意外な本音
松坂桃李主演、綾野剛に剛力彩芽と若手俳優が勢ぞろいした実写版映画『ガッチャマン』の興行成績が、思った以上に伸び悩んでいると話題になっている。オフィシャルサイトでは「制作費80億円」と謳われているが、公開初日と2日目の合計興行収入は1億1,570万円。ネット上では「大コケ」と騒がれているようだ。
「300ほどのスクリーンで上映されたことを考えれば、かなり寂しい数字ですね。制作側はすでに次回作への意欲も燃やしているようですが、あまりにも数字の伸びが悪ければそれも難しい。このままでは1回ポッキリの企画で終わってしまうのではないでしょうか」(制作会社関係者)
近年では、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』『ひみつのアッコちゃん』『るろうに剣心』など、超有名マンガ・アニメ作品の実写映画作品が多数公開されている。初めから原作ファンが付いている作品の映像化は、コケる可能性もある博打的側面もあるが、制作側の狙いは興行収入とは別の部分にあるという。
「こうしたタイアップ系の作品は、映画自体よりも、その後リリースされる二次作品での収入を見込んで制作されることがほとんどです。例えば藤原竜也が主演した映画『カイジ 人生逆転ゲーム』ですが、これは企画の段階からパチンコ化が決定しており、作品がどれだけ赤字になっても、最終的には黒字になることが確約された上で撮影された作品でした。今回の『ガッチャマン』も、公開規模や出演陣の豪華さを考えれば、同じように二次展開がすでに用意されていると考えていいでしょう」(同)
ネット上では、この大コケの“戦犯”を剛力だとする声が至るところから上がっている。「ゴリ押しの剛力が出ているというだけで、見る気を失くす」「ゴリ押ししても人気がでないことはわかっているのに、なぜ剛力を使うのか?」などと嫌悪感をあらわにするネットユーザーも多い。
「例え本当に、剛力のせいで興行収入が低かったとしても、結果は黒字になるのですから、制作側にとってネットの剛力批判は痛くもかゆくありませんよ。もちろんオスカープロモーションがゴリ押しをしているからというのもありますが、剛力は気が利くし態度もいい“現場で好かれるタイプのタレント”なので、制作側はこれからも剛力を起用し続けることでしょう。ただ、今回の『ガッチャマン』で数字を持っていないことははっきりしてしまいましたが」(芸能プロ関係者)
果たして次回作は制作されるのか、そしてその場合キャスティングは今回のままなのか? まずは『ガッチャマン』の今後の興行収入に注目していきたいところだ。