「またセックスネタか」BIGBANG・V.Iの19禁プロモーションに冷めた声
8月16日、BIGBANGの最年少メンバー“V.I”こと、スンリの2年半ぶりとなるソロ曲の予告映像(ティーザー)が公開され、話題となった。
「Let’s Talk About Love」と銘打って発表された映像は、男性が女性のパンティを脱がせたり、ベッドの上で男性に馬乗りなる女性が映っていたりと、セックスそのものを描いたような内容だ。そのため、事務所のYGエンターテインメントは、“自発的”に19禁(19歳以下視聴禁止)を「映像物等級委員会」や「青少年保護委員会」なる機関に申請、その判定が下された。
スンリといえば、BIGBANGの2ndアルバムに収録されたソロ楽曲の「Strong Baby」も19禁判定を受けている。このほか、BIGBANG関連ではリーダーのG-DRAGONがソロ曲「カレ×××」で、やはり“自発的”19禁申請を出したことが話題になった。G-DRAGONとT.O.Pとのユニット“GD&T.O.P”でも「ポギガヨ(Knock Out)」が19禁判定を受けている。
「19禁判定とは異なりますが、YouTubeの再生回数が注目を浴びたPSYの『ジェントルマン』のミュージックビデオもテレビ局によっては放送不適格の判定が下され、2NE1のCLは、ソロ活動での白いレオタード衣装が『煽情性を刺激する』として問題視されました。また、G-DRAGONはソロコンサートが12歳観覧可の内容と申請していたはずなのに、ふたを開けたらセックスを描写したパフォーマンスをしたことで、あわや起訴されそうになったことまであります」(K-POPライター)
通常、19禁の話題はノイズマーケティングを目的とした事務所サイドのプロモーションであることがほとんどのため、問題視されればされるほど売る側としてはおいしい。
「しかし、YGエンターテインメントのアーティストには、“19禁”“煽情性”のイメージが一般に定着してしまっており、今回のスンリの19禁に関しても、マスコミが騒ぐほど一般には相手にされていない。むしろ『またか』とか『ま、確かにHなティーザーだけど、それよりは楽曲の出来がどうなのかが問題でしょ』と、至極まっとうなコメントが多数を占めていて、『19禁だぜ、どうだ!』と意気込んで公開したYGの思惑が、するりとかわされてしまった感も漂っています。中には、『セックスしか打ち出せるイメージがないって、どうよ』と呆れている反応も」(同)
また、先日「フライデー」(講談社)に掲載されたセックススキャンダルも記憶に新しいことから、「これって自虐的ギャグ?」というコメントも。
人間というのは、刺激に慣れる動物である。ノイズマーケティングを意識するあまり、毎度同じようなセックス戦略では飽きられてしまうのも当然。YGお得意の19禁マーケティングに限界が見えた、今回のスンリのティーザー。果たして次は、どんなマーケティングを打ち出してくるのか、楽しみである。